兵庫県立人と自然の博物館は、人と自然の関わりを多彩な展示と体験で学べる日本最大級の博物館で、充実した体験型プログラムも用意されています。私たちは封入標本をつくるプログラムを行いました。封入標本とは動植物・鉱物・昆虫などの標本を透明な合成樹脂(アクリル樹脂やエポキシ樹脂など)の中に封じ込め、観察や保存ができるようにしたものです。担当していただいた研究員の方はユーモラスかつ幅広い知識を持っており、標本...
2025年9月 1日アーカイブ
西はりま天文台は、日本最大級の公開望遠鏡「なゆた」を備え、天体観測や研究を行う天文施設です。私たちは研究員・斎藤智樹先生による講演「銀河宇宙と巨大ブラックホール~遠くの銀河を見ると何が嬉しい?~」を聴講し、その後、なゆた望遠鏡を使った天体観察を体験しました。ときおり雲がかかる空模様でしたが、多くの星を見ることができました。また、60cm望遠鏡を用いた特別観望会では、生徒の希望に応じてM51(渦巻銀...
兵庫県播磨科学公園都市にあるSPring-8は、世界最高クラスの輝度を誇る放射光を発生させる大型研究施設で、物質科学や地球科学など様々な分野に応用されています。ビデオと講義による施設説明を受けました。高校1年生にとっては難しい内容でしたが、理解しようとする姿勢が見られました。その後の見学では、施設が休止していたため、内部をくまなく見ることができました。電子を曲げたり加速させたりする装置を目の当たり...
研修の初日はSSH生徒研究発表会を見学しました。この発表会は全国のSSH校の課題研究研究を互いに発表する場です。代表による口頭発表や、その後のポスター発表では、多様なテーマに触れ、生徒たちは興味に応じて議論を重ねました。研究の見学から新たな疑問を見つけるなど、自ら能動的に発表会へ参加する姿が印象的でした。
7月25日から1泊2日で、岐阜県飛騨市にあるスーパーカミオカンデと、名古屋市科学館に行ってきました。スーパーカミオカンデは東京大学の研究施設で、素粒子の一つであるニュートリノの観測を行っています。この観測データをもとに、小柴昌俊先生と梶田隆章先生がそれぞれノーベル物理学賞を受賞しており、世界でも有数の研究施設です。ニュートリノは宇宙から地球に常に降り注いでいますが、ほとんどのニュートリノは物質をす...