1年生 LD(ライフデザイン)の授業 「障がいについて考える」
6月26日、LD(ライフデザイン)の授業で、「障がいについて考える」と題して、講演会を行いました。
講師は車いすで一人暮らしをされている障がいのある女性です。
障がいとは何か?
国によっても障がい者の比率が違っている例や視力を例に挙げて、障がいとそうでない状態との境目はあやふやであることをお話しいただきました。その後ご自身の障がいについて「ハンディースーツ」を着て生まれてきたようなものと説明され、自身の障がいについても「そういう自分なんだ」と、しっかり受けとめておられることが伝わりました。
ご自身の今の生活を「なんちゃって一人暮らし」と表現されていました。13名のたくさんの介助者に支えられて今の生活があることをスライドを交えながら生徒の皆さんにお話しいただきました。
一人暮らしをされるまでは施設で暮らしておられたようですが、ある日、テレビのドキュメンタリー番組で、同じように障がいのある人が一人暮らしをされている映像を見て、「私もこれがしたい!!」と電気が走ったようであったと話されました。
「住み慣れた地域で暮らしたい!地域で一人の生活者としての暮らしがしたい!」という自分の気持ちに気づき、それを実現するために多くの困難を乗り越えてこられたのだと思いますが、その行動力、決断力、努力は障がいの有無を超えて、私たちに訴えかけるものがありました。
最後に生徒に送られた言葉は、「自分で決めて自分で責任を持つことが大切だと感じている。」「誰が主体なのか?を考えることが大切である。」という力強いメッセージでした。