本校は昭和46年に東豊中高校として開校、今年で44年目を迎えました。
私が着任する前の学校教育自己診断、今年度の学校教育自己診断でもトイレ改修を望む声が多くあがっています。本校教職員も老朽化したトイレ問題についてはなんとかしてほしいと願っているところであり、その点では保護者の方や生徒の皆さんと同じ思いを共有していると思います。
私としてもなんとか改修ができないものかと思い、今年度、トイレ改修にどれほどの費用が必要になるのか試算を依頼しました。生徒が最も利用する職員室に一番近い女子トイレ1か所についての試算ですが、改修(パイプの交換、便器の入れ替え等、生徒の皆さんが気持ちよく使用できる空間づくりなど)するとしたら、約400万円の費用が必要ということがわかりました。
大阪府教育委員会としても、建築年数の古い学校から順にトイレ改修を計画し進めております。今年度は昭和40年度以前に開校した学校を対象に4校実施としており(同系列の配管1ヵ所のみ)、残念ながら本校の順番はまだ回っできません。
先ほども申しましたがトイレに対する問題意識は教職員も当然のこととして持っており、今、自分たちにできることとして、「きれいに掃除をしてきれいに使おう」ということで、係の生徒とともに清掃を丁寧に行ってくれています。
大幅な施設改修の実施は難しいのが現状ですが、すこしでも改善できるよう努めたいと思っています。
今年度の施設改善の報告をしておきます。1)~6)は学校予算、7)8)は施設財務課によるものです。
1)普通教室入口のすりガラスを透明ガラスに入替
(危機管理、安全管理の面、採光の面からの教育環境改善として)
2)トイレのフラッシュバルブ摩耗による取替修繕
3)排水管老朽化による水漏れの改修工事
4)教室内電灯の安定器取替工事
5)プールろ過ポンプの取替改修工事
6)防球ネット設置工事
昨年度は、グランドの防球ネットが低いため、サッカーボールが飛び出て、走行している自動車のフロントガラスを割るという事故が起きました。重大な人命事故となる可能性があるため、このような事故が二度と起きないように、防球ネットを高くする工事を約1,300万円(1校あたりとしては破格)の費用により実施しました。
7)福祉整備工事
点字ブロックやスロープなどの福祉整備工事を(費用約900万円)