今日で、1学期が終了しました。
猛暑の為、終業式は体育館で行わず、教室にて放送で実施しました。
また、表彰については、放送で披露した後、地域交流室で表彰状を授与しました。
(校長室で実施予定だったのですが、表彰者が多すぎて校長に入りきれませんでした。
嬉しい誤算です。)
表彰については、別途ブログで紹介します。
終業式のあいさつでは次のことを話しました。(抜粋)
さて、今日で1学期が終了しました。
長く感じた人、短く感じた人、それぞれだと思います。
(中略)
ところで、私は、4月から皆さんの活躍する場面をたくさん見てきました。
6月に行われた体育祭では、朝から力を合わせて整備をおこない、本番では、多くの生徒が役員として運営に協力してくれました。生徒会行事として素晴らしいものであったと思います。ぜひ、9月にある秋桜祭も生徒の力で成功させて欲しいと思います。
(中略)
さて、今日は、人と人とをつなぐ「挨拶」、そして「言葉」について、最近気になっていることを少し話したいと思います。
私は、毎朝、正門で、登校してくる皆さんと挨拶を交わすのを楽しみにしています。
皆さんの方から挨拶をしてくれる場合も多くありますし、こちらが挨拶をすると、多くの生徒が気持ちの良い挨拶を返してくれます。中には、にこやかな笑顔で挨拶してくれる生徒もいて、すがすがしい気持ちになります。
(中略)
皆さんは、いずれ社会に出て、様々な人と協力し、生きていかなくてはなりません。
「自分を大切にするとともに、人も大切にする。」その心の表れが「挨拶」です。
ぜひ、みなさん。気持ちの良い「挨拶」ができる心を持ってください。
自分にとって、大きな力となります。
また、「言葉」も「挨拶」と同じく、人と人とをつなぐ大切な道具です。
また、単につなぐだけでなく、言葉は人を勇気づけたり、支えたりもします。
皆さんの中にも、辛い時、しんどい時に、友達がかけてくれた「ひとつの言葉」に助けられた経験を持っている人がいると思います。
しかし、最近、SNSなどを中心に、本来は人と人とをつなぐ役割であるはずの
「言葉」による人間関係のトラブルが多く起こっています。
ここで、「一つの言葉」という詩を紹介します。知っている人もいると思います。
非常にシンプルな詩ですが、この詩には、考えさせられるものがあります。
一つの言葉でけんかして、一つの言葉で仲直り。
一つの言葉で楽しく笑い、一つの言葉で泣かされる。
一つの言葉はそれぞれに、一つの心を持っている。
きれいな言葉はきれいな心、優しい言葉は優しい心。
一つの言葉を大切に、一つの言葉を美しく。
物と同じく、言葉にも温かさや冷たさがある と思います。
人を褒めたり励ましたりする言葉は、人の心を温かくする言葉。プラスの言葉です。
一方、「うざい」とか「死ね」とかいう言葉は、人をいやな気分にしたり、傷つけたりする冷たい言葉。マイナスの言葉です。
インターネットが発達し、私たちは、簡単につながることができるようになりました。しかし、その反面、相手の表情や姿を見ないままの会話が多くなったことで、「言葉一つひとつ」の重さが薄れ、相手の気持ちを考えないマイナスの言葉によって、容赦なく攻撃する場面が増えたような気がしてなりません。
言葉は心の表れです。心の優しい人は意識をしなくても勝手にプラスの言葉が出てきます。また、逆の事も言えます。
ぜひ、自分自身が周りの人にどのような声掛けをしているか、そして、自分自身の心の持ち方がどうであるかについて一度振り返ってみてください。
千里青雲高校が、これからも温かい言葉に溢れる学校であることを願っています。