7/20(火)1学期終業式を挙行しました。昨年は8/8(土)に終業式をしました。
それを考えると、今年は夏休みがずいぶんと長い気がします。これが普通なのでですが...
今回も放送により実施しました。校長式辞のあと、教務主任、保健主事、生徒指導主任ヵら夏休みの過ごし方を中心に講話がありました。
最後に特別活動部長から部活動の表彰披露がありました。
(以下に校長式辞を掲載します。)
まず最初に、先週土曜日の学校説明会では、たくさんのクラブ員や生徒会執行部の皆さん、そして、午後には共生推進教室のみんなに協力してもらったおかげで、大成功に終わることができました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
さて、今年度から千里青雲高校と台湾の秀峰高級中学が国際交流を始めることになりました。(ちなみに、台湾では日本の高等学校普通科のことを高級中学と呼びます。)そして、6月には、Webで初めての交流をしたところです。
実は私は一度、台湾に行ったことがあります。そこで一つ気がついたことをお話しします。
10人乗りのワゴン車をチャーターして台湾国内を回った時の出来事です。ある駐車場に入るとき、現地の運転手さんが駐車料金を支払ったあとに「謝謝」(ありがとう)と言っていました。料金をもらった駐車場の人が「ありがとう」と言うのは当然ですが、お金を払った側の運転手さんが「ありがとう」って言っていました。これって日本ではごく普通のことですが台湾にも日本と同じ心の美しい文化が宿っているのだなと感じました。
ところで「謝謝」という中国語は漢字で感謝の「謝」という字を使います。
韓国・朝鮮語でも「ありがとう。」は「カムサームニダ」といいます。
「カムサームニダ」の「カムサ」は日本語の「感謝」と読みがとてもにています。「ムニダ」は「します」という意味です。なので「カムサームニダ」は「感謝します」ということです。
人に何か奉仕、サービスをしてもらう。それに対し、感謝の気持ちを表しているのが、「ありがとう」「謝謝」「カムサームニダ」という言葉です。
世界にはいろいろな文化があります。人に何か奉仕やサービスをしてもらいそれをその人の労働、仕事であると考えて、サービスに対しお金(チップ)を払う国、文化もあります。仕事なので、やってもらって当然と考える。それも1つの考え方。 悪いとはいいません。
日本や台湾では、見返りを求めない「おもてなし」のこころで客を迎え、もてなす。お客さんはそれに対し「感謝」のこころで応える。それが、「ありがとう。」という言葉に込められている。すばらしい文化だと思います。
これまで始業式や終業式で「挨拶のパワー」「笑顔のパワー」について話してきました。今日は魔法の言葉『「ありがとう」。のパワー』について話しました。
「ありがとう。」って言われて、喜ぶ人はいても、怒る人はまずいません。「ありがとう」のあふれる学校、クラス、クラブになればいいなと思います。
2学期始めにはまた、校門で元気な顔を見せてください。