2学期終業式挙行  #128

12/24(金)2学期終業式を挙行しました。

昨年より4日早い、終業式となりました。(例年通りにもどりました。)

今日の式も1学期同様、放送での実施となりました。

校長式辞のあと、特別活動部から部活動の表彰披露と教務部、保健部、生徒指導部からの講話がありました。

表彰については改めて校長から表彰状の授与を行いました。今回は各部が活躍し、たくさんの賞状(7団体17枚)をいただきました。表彰されたのは陸上競技、女子ハンドボール、男子ハンドボール、空手、女子バスケットボール、書道、男子バレーボールの各部でした。

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以下に校長の式辞を掲載します。

 まずは、先日の学校説明会では、各クラブの部員や生徒会執行部の多くの皆さんに協力してもらいました。とても寒く、雪も降る中で中学生やその保護者に親切で丁寧なもてなしをしてくれた皆さん、本当にありがとうございました。そういった対応ができる生徒の姿が千里青雲の魅力として、外部のひとたちに受け止められています。校長としとてもうれしく、誇らしく感じています。これからよろしくお願いいします。

 今日は「ことば」についてお話しします。文化庁が「国語に関する世論調査」というものを実施しています。日本人の国語に関する意識や日本語の使い方について毎年調査しています。2年前に発表されたものの中にこんなのがありました。 

 みんなは「檄げきを飛ばす」という言葉をきいたことがありますか。どうですか。どんな意味だと思いますか。また、どんな意味で使っていますか。

 「励ます」「元気のない人に刺激を与えて活気づけること」という意味で使っていませんか。調査によると67.4%の人がこの意味で使っていることがわかりました。「檄」とは古代中国で「大勢のひとを呼び集めたり、または悪い行いを改めるように教え、諭すことのために用いた文書」のことで、そこから「一般の人たちに自分の主張や考えを強く訴える文書」の意味になりました。ですから、「檄を飛ばす」の本来の意味は「自分の主張や考えを広く人々に知らせて同意を求めること」です。 でも、7割の人が間違って使っていると、それが意味として定着したとみなさざるを得ないことになり、新しい意味として載せる辞書も出始めているそうです。

 さて、最近の高校生を見ていて気になることがあります。高校生を中心に多くの若いひとたちが口癖のように使っている言葉があります。それは「死ね」という言葉です。友達とけんかしているわけでもない、普通の会話の中で「死ね」という言葉が使われています。先ほどの「檄を飛ばす」とは違った意味で、間違った使われ方をしています。「死ね」という言葉はどんな場面でも、それが言い争っている時でも、たとえ冗談であっても他者に向かって言うべきことではありません。相手をとても傷つける言葉です。人を殺すのにピストルもナイフも必要ありません。たった一言で人を死に至らしめることさえあります。それは、話し言葉だけではありません。書き言葉でも同じです。SNSの書き込みも同じです。みんな、もう一度、よく考えてみてください。どうせなら、みんなには、俗にいう、檄を飛ばしてほしいと思います。

 千里青雲高校では人を励ます、元気のない人に刺激を与えて活気づける、と同時に、自分自身のことを好きになれる言葉でいっぱいにしてほしいと思います。

 さあ、冬休みは短いです。アッという間に終わります。意義ある時間にしてください。3学期始めには、また、校門で元気な顔を見せてください。では、みんな、よいお年を。

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