7/20(木)1学期終業式を挙行しました。
4年ぶりに体育館での1学期終業式となりました。
校長式辞のあと、部活動の表彰を行いました。今学期は全国大会出場や1部昇格を決めた部をはじめ
20枚以上の賞状やメダル、トロフィーを授与しました。各部の熱心な活動が披露されました。
そのあと、教務主任、保健主事、生徒指導主事ヵら夏休みの過ごし方を中心に講話がありました。
(以下に校長式辞を掲載します。)
自分が赤ちゃんの頃を覚えている人はいるでしょうか。 いないと思います。 ただ 弟や妹 親戚の赤ちゃんを見たことあると思います。 生まれた時は目を閉じて 泣き声を上げミルクを飲んで寝ているだけです。 でも 生後6ヶ月になると寝返りをし、ぬいぐるみを両手でつかむようになります。やがて両手で体を支え、両足を蹴るようにして欲しいものに向かって突進するようになります。 動くもの、目につくものを触ってみたいという好奇心があるのです。
好奇心があるのは赤ちゃんだけではありません。 大人にもあります。たとえば、地球や人間はどうやってできたのだろうと世界中の科学者が好奇心を持ってチャレンジをしています。その中の1つが 日本のはやぶさ2 です。 はやぶさ2は小惑星 リュウグウをめざして地球から打ち上げられ、リュウグウの石や砂などを地球に持ち帰りました。この石や砂には46億年前の水や有機物が今でも残されていると考えられています。持ち帰って分析研究することで地球や人間はどうやってできたのかを調べることができます。
人間は赤ちゃんの頃から好奇心を持ちチャレンジしています。時にひとは「自分は何のために生きているのだろう?」と考える。でも、そう考えている時点で、その答えの半分は見つかっていると思います。みんなは今どんな好奇心を持っていますか? その好奇心を大切にしてチャレンジしてみてください。「どうすれば165キロのボールが投げられるのだろう?」「どうして、あんなに速く走れるのだろう?」「どうしたら、英語の長文を速く読めるようになるのだろう?」人に結論だけを教えてもらうことをしないで、自分で答えを見つけ出そうと行動を起こした時点で、ゴールへの道のりの半分までにはたどりついていると思います。
みんなの、それぞれの夏、それぞれの好奇心へのチャレンジを期待しています。