3学期終業式  #190

3/21(木)3学期終業式を挙行しました。

校長式辞のあと、特別活動部から部活動の表彰披露がありました。表彰では校長から女子硬式テニス部、女子ハンドボール部、美術部、音楽同好会の生徒に賞状の授与を行いました。

そのあと、教務部、保健部、生徒指導部の担当者から連絡がありました。

(以下、校長の式辞を掲載します。)

2月28日に卒業式がありました。皆さんの先輩である15期生が、在校生に見守られながらそれぞれ新しい進路に向けて千里青雲高校を巣立っていきました。

卒業生の答辞で在校生の皆さんに語りかけるこんな一節がありました。 

「高校生活が始まってすぐに行くはずだった宿泊研修は新型コロナウイルスの影響で延期され、十一月にクラスメイトとは仲良くなった状態で行きました。体育祭、音楽祭でのマスク着用、文化祭では突然の休校による延期、新型コロナウイルスの影響で満足のいかない一年間でした。(中略)私たちの高校生活は新型コロナウイルスに影響された三年間でした。一年生の時は多くの制約がある学校生活を強いられました。二年生の途中から徐々にマスクをとり相手の素顔を見て話すことができるようになりました。 三年生ではいろいろな制約がなくなり、 これが本来の高校生活かと思うことがありました。そして、今日の卒業式の多くの在校生や保護者の皆様、ご来賓の皆様方がいるこの光景は、決して当たり前ではないのだと高校三年間で実感しました。」

というメッセージでした。このあと、家族への感謝の気持ちを述べて答辞は締めくくられています。卒業した15期生が、後輩の皆さんに伝えたかったことは、次の4つだと感じました。

まず、「平凡の非凡。同じことの繰り返し、平凡な毎日のありがたさ。-平凡であり続けることは実はとても難しく、非凡なことである。すばらしいこと、すごいことであるということ。」

2つめは「ひとが対面で、お互いの表情を見せあってコミュニケーションをとることの大切さ。」

3つめは「多くの在校生や保護者、来賓が、卒業生の門出を心からお祝いする、本来の伝統的な千里青雲高校の卒業式のすばらしさ」

最後に「人への感謝の気持ちを忘れないこと」

特に、私自身は4年目にして初めて経験できた千里青雲高校伝統の卒業式のすばらしさに、たいへん感銘を受けました。まず、感動の第1波は、式の冒頭、卒業生と在校生が、ともに母校の校歌を力いっぱい大きな声で歌う大合唱。これにしびれました。そして、閉式後の在校生、卒業生、それぞれがお互いをリスペクトし、代表生徒のピアノ伴奏と指揮に合わせて披露した三部合唱。そのすばらしいハーモニー。これが第2波。そして、最後に、卒業生を送り出す吹奏楽部の演奏。どれをとっても、他校に胸を張って自慢できるものでした。私は千里青雲高校の校長ができてよかった。本当に幸せだなと改めて思いました。

千里青雲高校は17年目の新しい学校ですが、実は前身の東豊中高校や少路高校の歴史を受け継ぎ今があります。音楽祭は東豊中高校の伝統を引き継いだものです。みなさにはこれからもよき伝統、新たな伝統を後輩に引き継いでいってもらいたいと思います。

卒業式のみんなの雄姿以外にも今年度も期待していた通り、ダイヤモンドの原石が磨かれ光り輝く瞬間、皆さんが輝く瞬間をたくさん目にしました。

本当にすばらしい生徒のみんなに誇りと感動をもらった1年でした。私はそんな感動を生徒からもらえるこの仕事をこれまで続けてこられて本当に幸せ者だと思います。この仕事をブラックだという人がいます。でも、私には光り輝くゴールドにしか見えません。生まれ変わっても迷わずこの仕事を選ぶと思います。

そんな思いにさせてくれた皆さんに、感謝を述べて締めくくりたいと思います。みんな、本当にありがとう。

カレンダー

2024年3月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31