分科会Bでは、音楽室Ⅱにて、園田葉子先生(大阪府立豊中支援学校指導教諭)をお招きして、「歌って、踊って、ドラムでハッピー!-映像を活用した楽しい音楽指導-」というタイトルでの研修をしていただきました。
まず最初に普段の授業でもされているとおり、授業を始める前に『シンクロBOM-BA-YE』の曲と共に手や足、顔の表情までを動かし、ストレッチや手拍子などをして気持ちを集中させた後、「音楽の授業を始めす、礼。」のかけ声でこの研修がスタートしました。
先生は授業するにあたって①映像、②本物、③発表の3つのことを大事にされています。『映像』を活用し、ドラムやリトミックなどのプロの方―『本物』に触れ、『発表』の機会を増やす授業をされています。今回の研修でも生徒が興味をひく生徒の年齢にあった曲を選択し映像を駆使し、一人ひとりが演奏する機会をもつ授業を展開されていました。また、指示をする際は「~しなさい。」と言葉で伝えず、音楽をスターし、呼吸で指揮をして合図するなど静かに指示をされます。
そして実際に今回は今生徒たちの中で大流行の『妖怪ウォッチ』と『GUTS!』の曲を中心に先生方のダンス映像とともに、全員でダンスを踊りました。そして一人ひとり前に出てそれぞれの音楽と映像とともにドラムを叩きました。
授業を体験させていただいて、生徒一人ひとりが主体的に取り組めるためのたくさんの工夫がされていて、指示の方法など大変興味深く、音楽以外の授業にも生かせることを教えていただきました。