分科会A:「主体的・対話的で深い学び」

分科会A:「主体的・対話的で深い学び」についての本校での取り組み」

ここからは、実践交流会の分科会についてその様子をお伝えします。

分科会Aは、「主体的・対話的で深い学び」についての本校での取り組み」と題して実施しました。

本年度、本校では「主体的・対話的で深い学び」について研修・授業研究を進めています。その研修の中で指摘されたことの一つに、「支援学校ではすでに様々な実践が行われており、それらの実践を『主体的・対話的で深い学び』の視点から検討する必要がある」ということがあります。

分科会Aでは、上記の立場から、本校小学部、高等部より実践例を報告しました。報告の後の協議では、大和大学准教授の井上和久先生のアドバイスを伺いながら、実践交流を図りました。

小学部からは「課題」や「HR」、高等部では、「音楽」「国語」「職業自立」の授業での取り組みが紹介されました。

参加者からは、「実践内容と共に、ねらいが明確におっしゃられていて参考になりました。」「障がいや発達の程度によっていろんなことを考えて取り組まれているのだなと思いました。」「井上先生の視点で意見を聞くことができ、より実践の内容や意味が深まったように思う。」「新学習指導要領の話も出てイメージを持ちやすかった。」「子供たちで進行している姿を見て、主体的活動としてのホームルームを見せていただき、自分がすすめるということの心地よさを感じられているように感じました。課題に向かうために主体的にどう活動しているのか、また具体的に知りたいなと感じます。」「パターン化することで安心して学習できる。見通しを持てることになること。視覚教材作りをがんばらないと、と思いました。」「普段自分のクラスで行っていることでもここでこんな支援すればよい、こんな支援をすればもっと子供主体で授業を進めることができることに気づいた。」といった感想が寄せられました。

本校では、来年度も「主体的・対話的で深い学び」について研修を深めて行く予定です。