2012年アーカイブ

10月26日に本校にて、今年度、小学部が3回シリーズで取り組んでいる研修会テーマ、「からだを通したコミュニケーションについて~動作法を使った指導を中心に」の最終回の研修会が行われました。今回はまとめの回として、第1回、第2回と学んだ内容に関して寄せられた質問に講師の川口喜輔先生から実技もまじえながら具体的なアドバイスをいただきました。<実技の様子>    3回シリーズ...

自閉症に伴う行動障がい その理解と対応

9月25日(火)、本校にて中学部の部内研修が実施されました。中学部の高田先生を講師として、「自閉症に伴う行動障がい」について研修を深めました。自閉症の障がい特性をどう捉え、またどのような対応を学校場面で行えるか基本的な見方についてお話をいただきました。結論のひとつとして、支援が上手くいくかは実際の支援者の取り組む姿勢が大きく影響するとのことでした。日常的な支援をおこなう上で示唆に富んだお話をいただ...

腰痛予防について

9月14日16時30分より、「腰痛について」で高等部での研修を実施しました。 講師は高等部の坂田先生と阪本先生。 理学療法士の資格を持っている坂田先生には①Power Pointを使って講義をしていただき、インストラクターの経験のある阪本先生には実際に②トレーニングの仕方を教えていただきました。 研修の初めに、「この研修は、退職された先生が『若い頃に腰を痛めてその時に無理をしてしまい、ずっと...

からだを通したコミュニケーションについて

「からだを通したコミュニケーションについて~動作法を使った指導を中心に~」第2回今年度の小学部が連続で取り組んでいる研修会テーマ、「からだを通したコミュニケーションについて~動作法を使った指導を中心に」の第2回研修会が行われました。 講師は前回にひき続き、大阪府立高槻支援学校の川口喜輔先生をお招きし、実技課題を中心に2時間に渡って講義していただきました。今回取り組んだのは、躯幹のひねりの課題、前屈...

「MovieMakerとPowerPoint」

8月22日、23日の午後、本校視聴覚室にて、「Windows Movie Maker」を使ったビデオ教材作り、「Power Point」を使ったアニメーション教材作りの校内学習会がありました。講師は、本校指導教諭の園田先生です。画像や音楽などを使って、実際にムービーやアニメーションの作成をしました。それらのソフトで作った教材を見せてもらい、また実際にやり方を紹介していただくたびに、「こんなにもでき...

校内学習会「知能検査について」

8月6日(月)9時半から17時まで、本校視聴覚室にて、ウェクスラー式知能検査についての校内学習会が行われました。講師は高等部の藤城光好先生、参加者は小学部から高等部の教師10名でした。3~4名のグループに分かれて、実際の検査道具も使いながら、検査の概要や解釈の仕方などを学びました。検査の内容だけでなく、解釈の仕方や結果をどう指導につなげていくことができるかの重要性を感じました。

「ソーシャルスキルの指導について」

7月30日(月)、本校の視聴覚室にて、「ソーシャルスキルの指導について 〜 SSTビデオの作成とその活用 〜」と題して、中学部の部内研修が実施されました。今回は、府立豊中支援学校の中学部主事の小西厚先生をお招きし、豊中支援学校の自立活動教科研で小西先生が中心となり独自に開発されたソーシャルスキル指導のための「ムービー教材」を紹介していただきました。もともと大谷大学の小田浩伸先生が開発されたムービ...

視覚支援の例とその効果について

8月3日(金)視聴覚室にて、講師に本校中学部コーディネーターの福田先生を迎えて「実際に使っている視覚支援の例とその効果について」の高等部の研修を行いました。中学部で使っている例は以下の通りです。①スケジュール(時間的構造化)--- 時間割・カレンダー・授業の流れを表で提示されることにより生徒は見通しを立てることができます。個別対応カードもあります。修学旅行についても、時系列に写真を提示して、知らな...

小学部部内研修「教材交流会」を実施

夏休みの研修の一つとして毎年しています、小学部グループ学習の「教材交流会」が7月26日に行われました。小学部の課題学習は低学年9グループ、高学年8グループの17グループあります。小学部職員のほぼ全員が担当しています。日頃、授業で使っている手作りの多くの教材や、リズム遊び歌、絵本、パソコンやテレビを使っての教材、市販されている絵カードなどを紹介し、その教材を使っての指導のねらいや教材の使い方、児童の...

「コロロメソッドについて」

小学部では夏の部内研修会の一貫として「コロロメソッド」について学びました。 「コロロメソッド」は自閉症や発達障がいの方に対する療育を専門的にされている教育機関「コロロ発達療育センター」において独自に開発された療育システムです。 今回はコロロ発達療育センターよりお二人の講師を迎え、「ココロメソッド」に基づく教育実践について2時間にわたって講演していただきました。 この日のテーマは「適応力を育てるトレ...

平成24年7月2日に本校にて人権研修がありました。 パワー・ハラスメント、セクシュアル・ハラスメントの防止をすすめるための基本的な考え方や対応について、大阪府教育センター人権教育研修室の黒田浩継先生よりお話を伺いました。 児童・生徒が安心して学ぶことができるよう、人権尊重の立場から学校作りをすすめていく大切さを改めて認識した研修会となりました。

第3回校内学習会「アセスメント(評価)」

6月30日に、本年度3回目の校内学習会が実施されました。第1回、第2回に引き続き、第3回は個別の指導計画の「評価」について、本校コーディネーターの藤城先生から指導をしていただきました。今回は講義の後に、実際に作成した個別の指導計画を持ち寄り、以下の観点でグループに分かれ協議・検討しました。3回の学習会を通して、個別の指導計画を立案、実施、評価する際のヒントをたくさんいただくことができました。また小...

「からだを通したコミュニケーションについて」

6月15日(金)、本校にて、小学部 部内研修会「からだを通したコミュニケーションについて~動作法を使った指導を中心に~」が実施されました。   小学部では今年の研修テーマを決めるにあたって、「コミュニケーションについて学びたい!」という意見が部内で寄せられました。そこで、今年度は「からだを通したコミュニケーション」と題して、動作法の指導におけるコミュニケーションについて学ぶこととなりま...

第2回校内学習会「個別の指導計画の立て方」

6月12日(火)に本校にて第2回校内学習会が実施されました。 第1回「アセスメント①(行動観察と記録)」に引き続き、第2回はアセスメントに基づいた「個別の指導計画の立て方」について、本校コーディネーターの藤城先生から講義をしていただきました。小グループに分かれて、アセスメントの例をもとに、個別の指導計画を話し合いながら考えました。  ☆個別の指導計画の立て方 ①実態把握(アセスメント)...

5月15日、本校にて、第1回校内学習会「アセスメント①(行動観察と記録)」を実施しました。 個別の支援計画・指導計画を作成するための、児童・生徒の実態把握の方法(行動観察と記録の取り方)について、本校コーディネーターの藤城先生から講義をしていただきました。また実際に担任している児童・生徒について、どう記録するかそれぞれ考えました。 ① 行動とは? ・人間や動物の観察可能(見てわかる)で測定可能(...

新年度が始まりました!

  吹田支援学校の平成24年度がスタートしました! 本年度も、「たのしく、ゆたかに、げんきよく」を目標に教育活動を進めていきます。   さて、新年度のスタートにあたり、本校の研修・研究・支援のビジョンを示したいと思います。   教員一人ひとりの支援力のアップを図ります。そのために欠かせないのが「子ども理解をす すめる」ことです。それを実現するために3つの観点から校内研...

「授業支援シートパッケージ」を紹介します

大阪府立吹田支援学校では、学校目標として、「授業力の向上」を掲げています。 平成23年度は、そのための一つの取り組みとして、大阪府立吹田支援学校版「授業力アップのための授業支援シートパッケージ」を作成、活用してきました。   このパッケージは、授業力アップを図るために、授業のPDCAサイクル、plan-do-check-act (計画ー実行ー評価ー改善)を支援する目的で作られた様式集です...

「PowerPointで作るおもしろ映像教材」

実践交流会分科会報告の最後は、分科会A「PowerPointで作るおもしろ映像教材のいろいろ~本校中学部で実際に活用された教材から~」です。本校中学部の園田政則が講師となり、中学部で実際に使用している教材の紹介を行いました。     PowerPointを使った教材を授業を行うことで、児童生徒に有効な視覚支援が行えます。そのポイント(メリット)は、   ① 興味・関心...

「ことばを育てる指導法」

実践交流会分科会報告の3回目です。   今回は、分科会D「ことばを育てる指導法」についてです。講師は府立茨木支援学校の槇場政晴先生です。   前半は「絵画の発達」と「ことば」の関係性に関して、後半は具体的な言葉の指導方法や指導後の様子などについて講義いただきました。   前半の内容は本校の児童・生徒が描く絵画と類似する点が多く、絵画の中に様々な情報が詰まっており、発達...

「自閉症について」

「自閉症について~TEACCHのアイディアに学ぶアプローチ」   前回に引き続き、実践交流会の分科会の様子をお伝えします。   今回は分科会C 発達障害児支援教室「ほっと」の山根弘子先生による、 「自閉症について~TEACCHのアイディアに学ぶアプローチ」 についてです。    自閉症へのアプローチとして(1)障がい特性に合わせた支援をする(2)社会性の障がいへの対...

発達支援のためのアプローチ

「発達支援のためのアプローチ ~からだを通したコミュニケーション~」 3月も中旬となり、いよいよ春という感じですね! さて、このブログでは今回から数回にわたって、1月に実施された実践交流会の分科会の様子を報告したいと思います。まずは、B分科会についてです!   分科会B「発達支援のためのアプローチ〜からだを通したコミュニケーション〜」     講師 中野弘治先生(こころとからだの発達相談...

平成24年2月20日(月)に全校研修がおこなわれ、来年度から本校高等部でスタートする 「職業自立コース(通称つばさコース)」についての説明がありました。                                   &nb...

平成24年2月14日(火)に、第5回校内学習会がおこなわれました。今回の内容は、「見本合わせ課題(マッチング課題)について」です。 小学部・中学部・高等部の教員合わせて約25名が参加しました。   前半は、見本合わせ課題の流れなどを講義形式で学び、後半は2人でペアになり指導の進め方を実技で学びました。実技では一人が教師役、もう一人が児童・生徒役になって様々な場面を想定しながら、教材の...

実践交流会を開催しました!

平成24年1月18日(水)本校にて第14回実践交流会を開催しました。 開校以来行われている行事で、本校の教育実践の報告や、地域の支援校として情報を提供、交流を深めることを目的としています。   午前は公開授業、午後からは四つの分科会に分かれて研修会が行われました。     分科会A「PowerPointで作る、おもしろ映像教材のいろいろ」      ...

わかばバーチャル教育センターへようこそ!

わかばバーチャル教育センターは、本校の研修研究・支援に関する情報を広くお伝えすることを目的に開設されました。   このブログでは、本校に関わる研修・研究の最新情報を随時アップしていく予定です。校内研修の様子や、本校で開かれる研修のお知らせ、オリジナル教材も紹介していきます。   ぜひ、こまめにチェックしてくださいね!