「コロロメソッドについて」

小学部では夏の部内研修会の一貫として「コロロメソッド」について学びました。

「コロロメソッド」は自閉症や発達障がいの方に対する療育を専門的にされている教育機関「コロロ発達療育センター」において独自に開発された療育システムです。

今回はコロロ発達療育センターよりお二人の講師を迎え、「ココロメソッド」に基づく教育実践について2時間にわたって講演していただきました。

この日のテーマは「適応力を育てるトレーニング」と「ことばを育てる~概念学習の道筋~」の2つでした。

kororo01.jpg自閉的傾向をもつ子どもたちにとって「相手にあわせて、いつでもどこでも誰とでも行動できる力」、「集団行動に参加でき、ルールに沿った、場にあった行動をとれる力」である「適応力」を身につけることはとても大切なことだということです。今回はその力を育てるためのトレーニングや指導のポイントについてお話いただきました。


また、ことばを育てるための概念学習については、基本的な学習体勢を形成するために必要な4つの視点をお話いただき、その上でさまざまな独自教材をつかった指導事例や実践の様子も教えていただきました。


今回お話いただいた中には、本校小学部の指導実践にも活かせるような内容が数多くあり、大変興味深い講演となりました。非常に内容の濃い2時間となりました。