7月30日(月)、本校の視聴覚室にて、「ソーシャルスキルの指導について 〜 SSTビデオの作成とその活用 〜」と題して、中学部の部内研修が実施されました。
今回は、府立豊中支援学校の中学部主事の小西厚先生をお招きし、豊中支援学校の自立活動教科研で小西先生が中心となり独自に開発されたソーシャルスキル指導のための「ムービー教材」を紹介していただきました。

もともと大谷大学の小田浩伸先生が開発されたムービー教材に、さらにアレンジを加え豊中支援学校の児童・生徒の実態に応じたものを作り上げたとのことでした。
ソーシャルスキルトレーニングの基本的な流れについてのこと、ムービーを作る上でのポイントや配慮事項、およびどのように活用されているかといった点、また、この取り組みのための話し合いを通して、校内の自立活動の取り組みが活性化されたことなど、いろいろなお話を伺いました。

講話の後は、ワークショップをおこないました。
学年ごとに3つのグループにわかれ、吹田支援学校の中学部ならば、どんな題材を取り上げ、どう作るかということを話し合いました。そして、シナリオを作り配役を決め実際に演じてみました。
どのグループもユニークな演技でとても盛り上がりました。
また、シナリオを考える過程で生徒の実態についての情報交換もできました。
参加された先生からは、「ムービー教材が効果的だということがわかった」「こどもの実態に合わせて作ることが大切ということがわかった」などとても有意義であったとの感想が寄せられました。