「自閉症について~TEACCHのアイディアに学ぶアプローチ」
前回に引き続き、実践交流会の分科会の様子をお伝えします。
今回は分科会C 発達障害児支援教室「ほっと」の山根弘子先生による、
「自閉症について~TEACCHのアイディアに学ぶアプローチ」
についてです。
自閉症へのアプローチとして(1)障がい特性に合わせた支援をする(2)社会性の障がいへの対応(3)ほめて伸ばす工夫の3つの観点から講演をしていただきました。
これらについて以下説明します。
(1)障がい特性に合わせた支援については、視覚支援の有効性、環境の構造化、スケジュールの提示などの工夫の大切さを教えていただきました。
(2)社会性障がいへの対応については、ソーシャルストーリーやコミック会話などの具体的な支援のしかたについて教わりました。
(3)ほめて伸ばす工夫については、目標を決めることとと、トークンの有効性について教えていただきました。
講演後、質疑応答を行いました。実際に担任をしている子どもたちにかかわる質問が多くだされ、山根先生から支援の方法についてアドバイスをいただきました。
「ほっと」で使用されている教材の展示もしてくださり、教材についてもいろいろと教えていただくことができました。