9月14日16時30分より、「腰痛について」で高等部での研修を実施しました。
講師は高等部の坂田先生と阪本先生。
理学療法士の資格を持っている坂田先生には①Power Pointを使って講義をしていただき、インストラクターの経験のある阪本先生には実際に②トレーニングの仕方を教えていただきました。
研修の初めに、「この研修は、退職された先生が『若い頃に腰を痛めてその時に無理をしてしまい、ずっと大変であった。皆さんには腰痛に気を付けて欲しい。予防を身につけて欲しい。』というメッセージを残されたことから行われることに至った。」と話がありました。
①腰痛はなってしまってからは治すのは大変であるので、冒頭に話があったように、予防をメインに話を進められました。
・くしゃみをすると腰に痛みがある
・仰向きに寝るのがつらく横向きでしか寝られない
・立ちっぱなしだと腰がしくしくと痛む等症状のある
上記の症状がある人は要注意なので、一度病院へ行き診断を受けたほうがよいかもしれないということです。
・腰痛はなぜ起こるのか ---
第4・5の腰椎あたりが支えきれずに痛みとなって出る。姿勢が悪いと骨・筋肉に負担がかかる→老廃物が溜まり腰痛となって表れる。
・腰痛を治す方法 ---
ストレッチ・マッサージ・腹式呼吸・姿勢を良くする・体を動かす等がある。痛みが続く場合は、必ず病院でチェックを受けることが大事。
・日常生活で気を付けること ---
a)立ち仕事の時は、足を支える台を用意してS字カーブをできるだけフラットにする
b)物を持ち上げる時は、物を手元に引き寄せ膝を曲げて膝を使って持ち上げる
c)寝る時、寝具は硬めにする等いろいろある
姿勢に気を付けて、毎日の凝りや疲れをその日のうちにほぐすことが大事であると結ばれ、実践編に話をつながれました。

②同性同士で二人ペアになって実践を行いました。
・左右の肩の高さや手の長さは同じであるか・寝た状態で、かかと、ふくらはぎ、腰、お尻すべてが床についているかをチェックし合いました。
・冷房が効き過ぎているところで寝ている人にタオルをかけるとしたらどこにかけるかという問いには、8割の人がおなかの上にと正解を答えることができました。おなかはとても大切だということです。
・おなかに力が入っていないから腰痛になりやすい・腹圧を高めてやるといい→おなか(丹田)に意識を持っていきながら、腹式呼吸をする(3吸って10吐く)トレーニングを行いました。
・肩甲骨も大事ということで、柔らかくほぐすトレーニングも教えてもらいました。
始終和やかな雰囲気の中で行われ、みんな自分の体と向き合った有意義な研修となりました。