0226 卒業式

 本日、大阪府立吹田東高等学校第43回卒業証書授与式を挙行いたしました。

 保護者の皆様、多くの来賓の方々の見守る中、311名の卒業生が本校を巣立ちました。

 おめでとうございます。 そして、ありがとうございました。 

 3年間頑張り、卒業式でも素晴らしい表情を見せてくれた生徒たちを讃えたいと思います。

式辞要旨

 ただいま卒業証書を授与いたしましたが、起立する姿に、未来を切り開いていこうとする強い意志を感じました。 希望と不安が入り混じった入学式から三年間、本校の教育方針「真理を求め 正義を愛し 健康であれ」の下、皆さん一人ひとりが、3年間1000日のドラマの主人公としてすごされました。

 3年の3学期まで前向きに授業に取り組み、進路が決まっても勉強し続けると共に、入試を控えた友人たちを思いやり、勉強する雰囲気を守り続けた姿は素晴らしかったと思います。 また、君たちの力で作り上げた体育祭と文化祭、合唱コンクール、宮古島修学旅行、吹田東高等学校の伝統を受け継いだ生徒会活動・部活動の光景が輝かしく脳裏に浮かびます。 特に、体育祭での応援パフォーマンスは、皆さんの心にも刻まれているはずです。団長を中心に団でまとまっただけでなく、4団全員で作り上げたものだったと感じました。

 43期生の皆さんの取り組みと成果は、本校の伝統・校風に輝きと深みを与え、後輩に引き継がれていきます。皆さんがこの吹田東高等学校を育ててくれたことに感謝したいと思います。

 今日、このようにめでたく卒業式を迎えられたのは、君たち自身の努力の成果であることはもちろんですが、君たちを影になり日向になり支えて下さった、保護者の方をはじめ多くの方々のおかげでもあります。このことを心に刻んでこれからに繋いでください。

 この1年間、様々なことがありました。 地震に始まり、大雨、猛暑、台風など、自然の営みの大きさを感じると共に、自分たちが何をすべきかを考えさせられた一年でした。 

 あなたはその時、どう行動されましたか。的確な判断ができましたか。

 判断が必要なとき、経験に基づいて考えることはできるはずです。しかしながら、経験したことがなかったら、どうすれば良いのでしょうか。皆さんはどう考えますか。

 私は、想像力を働かせることだと思います。決めつけるのではなくしっかり想像することで、物事をより深く考え、解決に迫ることができるのです。 6月に本校が断水したことを覚えていますか。この時はトイレの使用が難しくなると想像できたから、昼から休校にしたのです。

 想像力は、物事の解決だけでなく、人の気持ちを考えるときにも不可欠です。人の気持ちを想像できるということは、将来、あなたにとって大きな力となることでしょう。 ただ、想像すればいいというわけではありません。事実とあなたが想像したことを分けること。そうしないと、人に伝えたとき、誤解が生じることになります。 どうか、想像力を高め、将来に備えて下さい。

 高校3年間で、皆さんは大きく成長しました。疑問を持ち、それを解決する力をつけられてきたと思います。これからも成長し続けてください。

 どうか、自分はこうなりたいというイメージを持ち、それに向かって進んでください。そうすれば、きっとなりたい自分になれると思います。 いつも、「自分は素晴らしい人間だ」と自らに語りかけ、前向きに、そして、積極的に物事に向かってください。必ず、道は開かれます。

 皆さんのこれからの活躍に期待し、皆さんの未来に幸多きことを心から願っています。

 

 

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