生徒の皆さんは中間考査真っ只中ですが、
今週月曜日、宝塚大学看護学部の日高康晴教授を本校にお招きし、
教職員研修をしていただきました。
内容は「性的マイノリティの人権課題と最近の動向について」です。
約2時間にわたり、研究結果や、現在の学校における状況など、様々な話を聞かせていただき、
教職員一同、大変勉強になりました。
性的マイノリティとは、「LGBT」と呼ばれる、
同性のみ、又は同性と異性の両方が恋愛対象となる人や、生まれたときの法的・社会的性別とは別の性別で生きていきたい人のことです。
３～５％の人が上記に当てはまると言われており、揺れ動いてはっきりとわからない人々もいれると、10％の方が当てはまるそうです。
誰を好きになるか、に善悪はありませんし、
ましてや自分がどのように生きていきたいか、に正しい・間違いはありません。
私自身が研修を受けて思ったことは
私たちは、無意識に「マジョリティ（多数派）が当たり前である」という前提に立った考え方をしていないか、見直す必要があるということです。
LGBTに限らず、多数派に入っていると安心し、
マイノリティ（少数派）を間違っていると思う、なんてことはないだろうか、
自分自身をしっかりと見つめなおす必要があると改めて感じました。
教職員で学習したことは、生徒の皆さんにも還元していきたいと考えています。
準備に時間が少しかかるかもしれませんが、皆さんにもぜひ知ってほしい内容です。
改めて、貴重な講演をいただいた、日高先生に感謝です。