デュアルシステム報告

 本校専攻科は、3つの職業科において、職業教育・キャリア教育を行い、社会に貢献できる人材の育成をめざしています。その一環の「デュアルシステム」として、専攻科Ⅰ年生は夏休みの期間に5日間の「職場体験実習」を行い、事前・事後の指導とあわせて1単位の「職場実習」の単位を認定しています。

デュアルシステム今年度の活動内容

事前学習 7月5日(火)

 ・堺ハローワークの障がい者担当 中島 孝氏講演「働くという事」

 ・実習の目標の確認・準備物・通勤経路・交通費算出表などの作成

5日間の職場体験実習 夏休み中

 ・専攻科Ⅰ年14名の生徒が、それぞれの学科の特性や通勤範囲などを勘案した企業で実習をさせていただきました。

(シャープ特選工業㈱、㈱ニッセイ・ニュークリエーション、SMBCグリーンサービス、ハウスあいファクトリー㈱)

デュアル実習報告・反省会 8月26日(金) 

 ・それぞれの職場実習の内容や、気がついたことなどを発表し、お互いに経験を共有しました。

デュアルシステム体験発表会 10月31日(月)

 ・専攻科Ⅰ年生が、実習で学んだ事をパワーポイントにまとめ、本科3年生に伝えました。

  「自己紹介でパニックになり、声が小さくなってしまった。」

  「主任の説明が少し分からなかったのに、「分かりました」と言ってしまい指導を受けました。」

  「ほう・れん・そう」がとても大切だと分かりました。

  「座りっぱなしでとても疲れました。腰とか背中や肩が痛い時がありました」

  「チームワークがいかに重要かがわかった。」

  「慣れない作業で分からないことがたくさんありましたが、意外と楽しく、達成感も感じました。」

  「実習を受けてから仕事のしんどさを知り、これから私が働いたお金で親を旅行に連れて行ってあげたりしたいなと思いました。」

  「あと1年ぐらいしたら、自分も働いているんだと想像できるようになりました。必ず働こうと決意しました。

  「立ち仕事が向いていると分かった。」

 このデュアルシステムの活動を通して、生徒たちは働くことを実感し、社会に出て行くために必要な力と、自分が身に付けなければならないことについて、自覚がでてきたようです。後輩に向けての体験発表会において、その気持ちを再確認していました。

また、保護者のアンケートからも、

  • 一人で起きて、時間を自分で考えて行動できていました。

  • 空調や体調も気にして、寝る時間も早かったです。

  • 9時から5時30分まで、バイトではなく働くしんどさを感じたと話していた。

  • 社会に出る前に職場体験するのは、とても大事だと思いました。

など、デュアル実習を通して就労に向けての力をつけていく様子が伝わりました。

 専攻科Ⅱ年時には、自分が就労をめざす企業において、見学や実習を行います。デュアルシステムの体験をもとに、今後の学校生活でも力をつけて、更にレベルアップした実習を行い、就労に結びつくことを期待しています。

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