災害ボランティア(2)

平成30年12月21日から24日まで、宮城県での「高校生災害ボランティア」活動に行ってきました。

12月23日 活動2日目の様子

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南三陸町の「海の見える命の森」にて森林の伐採ボランティアを行いました。南三陸では、大勢が亡くなり、今も211名の方の行方が分かっていません。亡くなった人々に手を合わせる場所として、この森づくりが始まりました。

毎年3月11日には、桜の植樹が行われます。毎年植樹を行うことで、鎮魂の祈りを捧げるとともに、石碑やマニュアルを残すだけでは風化してしまう震災の教訓を口承で次の世代に伝えていくということです。(例えば、大津波で多くの命が失われたこと、「震災時、誰かに頼るのではなく、自分の命は自分で守る」という意味の「命てんでんこ」の教えなど)

今回は、桜を植樹する場所を作るために、森林の伐採作業を行いました。南三陸町の被災状況と活動の意義を伝える「減災講話」のあと、黙とうをささげてから作業を始めました。直径15㎝以上ある木をのこぎりで伐採し、大きな丸太や薪を1mの長さに切り揃えていきました。生徒たちは、最初慣れない作業に苦労していましたが、コツをつかむと積極的に作業を進めていきました。1日森の中での作業で大変でしたが、大きな達成感を感じたようです。

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全国からたくさんのチームがこの森づくりに参加しています。ボランティアを通して、たくさんの人々が繋がり、宮城の今、復興の状況が全国に伝わっていく。また、知らない人たちの間に同じ経験を共有したという繋がりが生まれていく、それが心の復興となると話していただきました。最後に、コーディネータさんから、「この森はみんなで作った森、いつでもまた戻ってきてください」との言葉をいただきました。

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