8月21日 活動3日目の様子
昨年度に引き続き、南三陸町の「海の見える命の森」にて公園の整備ボランティアを行いました。南三陸では、大勢が亡くなり、今も211名の方の行方が分かっていません。亡くなった人々に手を合わせる場所として、日本全国から多くのボランティアが集まり、公園の整備が続けられています。
毎年3月11日には桜の植樹が行われ、人々が集まり、鎮魂の祈りを捧げるとともに、石碑やマニュアルを残すだけでは風化してしまう震災の教訓を口承で次の世代に伝えていく場になっています。
今回は、伐採した丸太を運んで道を整備する仕事や、伐採した木の切り株の根こぎの作業を行いました。南三陸町の被災状況と活動の意義を伝える「減災講話」のあと、黙とうをささげてから作業を始めました。急斜面の下から大きな丸太を運び上げたり、切り株のまわりの茎を取り除いたりと、生徒たちは、暑い中、汗をかきながら黙々と整備作業を進めていました。
全国からたくさんのチームがこの森づくりに参加しています。ボランティアを通して、
多くのつながりが生まれ、宮城の現在の状況が全国に伝わっていきます。
昨年度のだいせんボランティアチームのプレートもまだ残っており、たくさんのプレートが増えていました。今年のチーム看板を、昨年度のチームの看板の隣に並べてきました。