活動の様子
<活動1日目 8月2日(火)>
熊本地震の際に甚大な被害を受けた、益城町平田地区・柳水地区にて、布田川(ふたがわ)断層震災遺構を視察しました。
①令和2年熊本豪雨後に建設された、土石流の未然防止のための砂防ダム ②壽徳寺に保管されているトレンチのはぎ取り標本(布田川断層地下標本) ③断層により根本が引き裂かれた滝桜 ④地震による地すべり地帯で、断層変位が見える露頭 ⑤床面が横ずれと亀裂で壊滅的な被害を受けた消防小屋 ⑥消防小屋脇の谷川の屈曲 ⑦地表地震断層でフェンスと植え込みが横ずれした部分などを見学しました。
その後、公民館で語り部の方から、熊本地震の被災経験をお話しいただきました。
2回目の地震(本震)は予測していなくて家にも戻れず恐怖を覚えたこと、夜中に地震が発生し朝起きたら周りの家が倒壊してなくなっていたこと、近所の人の安否を尋ねて、2、3日後にもう一度行くとどこか(避難所など)に移動していて様子がわからなくなってしまったことなどを聞きました。
見学やお話を通して、地震の際のエネルギーの大きさや、地面が大きく動く「揺れ」とはどういうことかを、視覚的に実感することができました。また、地震の際に周りの人々と協力すること、たくさんの支援が必要なことを教わりました。