大正高等学校パッケージ研修 研究授業

251115大正1.jpg 251115大正2.jpg 251115大正3.jpg

 11月15日(金)2時限目3年1組で国語(現代文)の研究授業が他校参加教員を含めて実施されました。

大正高等学校では、「基礎・基本となる知識を身につけさせるとともに、思考力・判断力・表現力を養い、生徒の学ぶ意欲を向上させる」ことを目標とし、「わかる授業」から「質の高い充実した授業」をめざした、生徒が積極的に主体的に参加する問題解決型・参加体験型・双方向型の授業の充実を図っています。その方法として、授業公開・授業評価を通して授業改善に積極的に取り組み、生徒が自ら考えを発表する機会と場を増やすことを各教員が心がけ、実現していくことになりました。

中島敦「山月記」を扱った国語の研究授業は6班編成で進められました。導入部分では、板書と明確な言葉で本時の目標をわかりやすく提示した後、前時の復習を行いました。

展開では、まず動物クイズ「思いついた動物を三つ書く」を行い、最初に書いた動物は「理想の自分」、二つ目に書いた動物は「周囲から見た自分」、三つ目に書いた動物は「本当の自分」だという心理テストを行うことで生徒の授業への参加意欲を高めていました。次に本時のポイントである「李徴はなぜ虎に変身したのか」という問いの理由を各自で考える時間をとった後、互いの意見を尊重して班内で意見交換し、班のまとまった考えを発表する時間が設けられていました。工夫された展開であったため、大変活気のある生徒主体の授業になっていました。

大正高等学校がめざす授業像を見事に実現した研究授業だったと思います。