岬高等学校パッケージ研修 研究授業

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 2月5日(水)1時限目、2年1組で古典の研究授業が実施されました。歌物語である『伊勢物語』を、現代を生きる我々の生活に引き付けて味わうために、生徒が短詩型文学の創作に取り組む活動を中心とした授業が行われました。

 岬高等学校では、今年度「学習意欲を高める授業」「満足感を与える授業」をめざし、各教科でその実現を図ることを目標にしています。

 今回の古典の授業においても、教師主導の内容理解を中心にした授業形式ではなく、生徒が主体となって意欲的に取り組むようにしたいという考えから、ICT機器の活用やグループ活動を導入した内容になっていました。本時の目標〈①川柳を創作する②創作した川柳の根拠や物語など、出来あがった作品の発表を行う③グループでの活動に意欲的に参加し、他の生徒との意見交流を活発に行う④他のグループの発表作品についての説明を聞き、短い表現に込められた心情や情景に耳を傾ける〉を達成するために、パワーポイントを使用してクイズ形式で川柳について説明を行った後、各グループに分かれて創作活動に取り組む〈①配付されたテーマに基づいて作った川柳を附箋に書いて模造紙に貼ってゆく②各グループで代表的な作品を一つ選ぶ③模造紙にその作品を大書して発表する〉というかたちで授業が展開しました。

 生徒はそれぞれのグループのなかで、テーマに関わって思いついた川柳を附箋に書いていました。一人でたくさんの川柳を意欲的に作っている生徒もいて、創作活動を取り入れることによって、生徒が主体となった活気のある授業になっていました。岬高等学校が目標とする授業像と授業観察シートの内容に沿った研究授業になっていたと思います。