羽曳野支援学校は、本校と6つの分教室、訪問教育を行う病院等、日ごろは分散して授業をしていますので、子どもたちは「羽曳野支援」という大きな集団の一員として自分たちを感じる機会はありません。今日は「全校プロジェクト」として羽曳野支援学校の全児童生徒がオンラインでつながり、協働で学ぶ機会を作りました。同じ時間に全員が一同に介した企画は初めてでした。阪南分教室の先生が、司会進行をしました。労災分教室や母子医療センター分教室、本校・訪問部が、動画で紹介をしました。その後、母子医療センター分教室と阪南分教室、堺咲花分教室の子どもたちが、それぞれ考えたクイズを出し、画面越しに、それぞれが回答する形式で進みました。子どもたちは、近くの友だちと相談して、手持ちのホワイトボードに書いて、画面に答えを写し回答し、正解したり、間違っていたり、真剣に答える様はとても愛らしく見えました。普段、治療と学習を両立させ、コロナ禍で保護者の面会も制限されている厳しい環境で、頑張っている子どもたちが、いつもにない笑顔で、全校プロジェクトを楽しんでいました。「つぎはいつ?」「楽しかった!」という言葉で、子どもたち自身が、「こんなにも仲間がたくさんいるんだ」と感じて、日々の治療の励みになったことと感じました。