フォローアップ研修と公開授業

blog151112b フォローアップ研修 DSC02027.JPGblog151112a フォローアップ研修 DSC02027.JPG 大阪府教育センター主催の新採後数年の教員向けのフォローアップ研修が、今宮高校で行われました。

 内容は、本校の指導教諭の先生が進めておられる本校の看板授業のひとつである上級現代文『私たちの立っている場所』を研究授業として公開し、授業後、その授業についての研究協議を行うというものです。

 フォローアップ研修ですが、研究協議として、広く参加をもとめたため、公立私立のベテランの国語の先生や大学の研究者、出版社の方等40名もの教育関係者の皆様が集まられ、熱心な討議が続きました。また、大阪教育大学准教授、大阪府教育センター高等学校教育推進室長もお出でになり、指導助言をされました。

 この授業のめざすとことろは、教材として、力のある教材(難しいが本質を考えさせる論説文)を使用し、教材学習から現実の課題につなげ、さらに、現実の課題を逆に授業に載せるというものです。生徒が教材の中から自ら課題をみつけ、議論し、理解し、深めていくことを大切にします。仲間の意見と対立したり、融合したり、変化したりしながら、さらに課題をみつけ深めていきます。
 今回の授業中、ひとつのグループが教材について彼らが理解したことを発表したのですが、後で聞きますと放課後も休みの日も考えたり、議論していたそうです。そしてその感想はと聞きますと、『楽しかったのひとことです。』という答えが返ってきました。生徒はその世界にどんどん入っていったのだと思います。そして、自分を見つけたのかもしれません。
 本を読まない若者が多いという声をよく聞きますが、今回の生徒のように、しっかり文章を読み込む力をつけていく生徒はりっぱにいます。
 
 今回の教材は、村上陽一郎さんの『歴史としての科学』でした。
写真は、公開授業の様子です。多くの40名の先生方に見つめられる中、生徒が発表しています。

 では、最後に
『onとoffを意識して』頑張れ 今高生!