自分へのハードルを下げてやってみる

blog160627 18期学年写真_ハードルを下げて.jpg 部活を引退して、進路実現に向けてギアを切り替えた3年生も多いと思います。一方で、なかなか勉強のペースがつかめない3年生もいるかもしれません。そんな生徒の皆さんへ私の経験談『自分へのハードルを下げて』のお話をします。

 私の健康法は、週に一度のスポーツジム通いです。
通い始めてから、かれこれ15年ほどになります。毎週末なんとか時間を作って、自宅近くのスポーツジムに通い、筋トレ、トレッドミル、自転車こぎ、水泳と全て軽めですが約1時間40分、汗を流します。そのせいか、今のところ心身の調子もまずまずです。
 自分でもよく15年間も続いたと思います。これには、あるアドバイスが効きました。北摂の府立高校時代からの友人で大阪市内にて歯科医院を営む友人がいるのですが、彼は歯科医院経営のため、よく勉強しています。特に動機づけやセルフコントロールについての造詣が深いのですが、私がジムのプールに通い始めた頃、こういうアドバイスをくれました。

 『自分を追い込んではいけない。ジムに行って運動するのが辛いなあと感じるときは、行って二時間も運動しようと思ってはいけない。まず、ジムに行くことだけを考える。行ってから運動するかは、ジムに行ってから決めればいい。仮にジムに行ったとき運動する気になって泳ぐ気になっても、決して500m泳ごうとは思うな、まず50m泳ごうと思え。50m泳いだら、その時にさらに泳ぐかどうか決めればいい。』

 このアドバイスは、私には決定的でした。自らのハードルを下げ精神的負荷を緩めてやる。でも、50m泳いだら次の50mもその次の50mも泳いでしまう。ジムに行ったら結果的には、大概の場合、しっかり運動してしまう。その連続が結果として15年間続きました。このアドバイスをくれたこの歯科医師の友人には、大変感謝しています。

 ペースをつかめない生徒さんは、まず机に座ってみる。机に座れたら15分だけ勉強しようと思ってみる。15分たったらそこで、もうちょっとやれるか自分に聞いてみる。うまくいけば、もうちょっと頑張れるかもしれません。
 自分自身へのハードルを下げて、やってみてはどうでしょう?

 写真は、今年3月に卒業した総合学科18期の卒業写真に収められた学年集合写真です。18期生も頑張り、悩み、そして成長して巣立っていきました。19期生も、自分のペースで自分の歩幅で、でも将来を見つめて、進路実現への道を進んでほしいと思います。

 では、最後に
『onとoffを意識して』 頑張れ 今高生!