読書のすすめ5 マックスウェルの悪魔

blog160701b マックスウェルの悪魔.jpg またまた読書のすすめで恐縮です。学校は、現在、期末試験に向けての部活自粛期間に入っており、ややブログネタが減っていますので、ご容赦ください。

 『マックスウェルの悪魔』というと、推理小説を連想させるタイトルですが、中高校生向けの科学の本です。新装版が出ていますが、私が高校生の頃読んで、物理関係の学部へ進むきっかけのひとつとなった本です。

 マックスウェルの悪魔という架空の存在を通じ、数式に寄らず、熱力学・統計力学の法則の本質を記す中高生を対象とした科学の啓蒙書です。わかりやすいけど本質をはずさず、40年以上に渡って読み継がれています。いまだに色あせず好評ですので、名著と言えるのだと思います。

『コップの水にインクを落とすと拡がるのは何故だろう?』
『0度の水と100度の水を同量混ぜると50度になるけど、逆にならないのは何故だろう?』
『空気は何故降り積もらないのだろう?』

 これらの疑問に答えてくれる道を教えてくれます。

 こんな素朴な疑問が、科学を発達させてきたのだと思います。教科書からそのロマンを感じることは、なかなか難しいですが、そのようなロマンを感じると、勉強ももっと進むかもしれません。この本は、そんなロマンを感じさせてくれるから、長く読み継がれているのかもしれません。理科系に進もうかなと思っている生徒の皆さん、一読してはどうでしょうか?

 上の『 』について、ヒントが欲しい生徒さんは、校長室までどうぞ来てください。

 では、最後に
『onとoffを意識して』 頑張れ 今高生!