読書の薦め10 the Little Prince

 世界的中で読まれている童話です。ご存じの方も多いと思います。日本語版は"星の王子様"と題されています。

 この本との最初の出会いは、高校1年生の時に、英語のサイドブックとして英語の時間に何か月かかけて授業で勉強したときでした。英語の教科書ってあまり印象に残っていないのですが、この本は例外でした。年齢を重ねるにつれ、何度も読み直しましたが、何度読んでも新鮮です。

この本の中には、多くの心に響く言葉があると感じていますが、私が特に、好きなのは、次の言葉です。 It is only with the heart that one can see rightly. What is essential is invisible to the eye. 『心でだけちゃんと見えるんだ。大事なものは目には見えないんだよ。』

 この本をゆっくり読むと、このように考えさせられる言葉がたくさんでてきます。多くの国々で読み継がれているのはそのためだと思います。

 このブログの表題を"星の王子様"ではなく、the little Princeとしたのは、日本語版の"星の王子様"を読むのと、英語版の "the little prince"を読むのとでは、どうも印象や感じ方が違うのです。実は、中国語版では"小王子 (xiao wang zi) "という表題になるのですが、中国語で読むとまた印象が違う。中国語版を読むと日本人だからかもしれませんが、期待以上に少し明るい雰囲気に感じてしまいます。私には、英語版の"the little prince"が透明感があって、一番しっくりときます。ですので、生徒の皆さんにも、できたら英語で読んで欲しいなあと思い"the little prince"としました。原文はフランス語なので、日本語版も英語版もどちらも訳本に変わりはないのですが。

 世界中で読み継がれている薄い本です。一度、読んでみてはどうでしょうか?

 では、最後に、
『onとoffを意識して』頑張れ 今高生!