授業見学2(芸術)

 授業見学シリーズの2回目は芸術です。  本校には、書道、美術、音楽と3名の芸術の教諭がいます。普通科高校では2名体制が多いようですが、総合学科のよいところで、3名の先生を配置できています。  多様性と生徒の選択を重んじる本校では、芸術の授業も多彩です。

 芸術の書道には、書道、楽書、それに課題研究(書道)の3種の授業があります。いずれも選択科目です。楽書は、文字だけではなく、絵と書のハーモニーで人々に語りかける書で、今宮の誇る伝統科目です。一番上の写真はその内の書道の授業です。右上の大型ディスプレーで、先生が筆さばきの基本を示しつつ、生徒が実習します。このディスプレーに次々に映し出されるコンテンツは本校先生のオリジナルですが、十数年にわたり蓄え磨き続けたもので秀逸です。先生は左手に持ったi-phoneで、映像を制御しつつ解説を進めました。生徒の目線もディスプレーに向いています。

blog161007b 授業見学_芸術DSC03619.JPG 2番目の写真は、音楽の授業です。ギターのコースが始まっていました。ガットギターを片手に単音による音だしからスタートしていました。実は、私、大学時代はギター部におりまして、ポピュラーバンドのリーダをしていました。休みの日には一日8時間はギターを抱えていましたので、ギターの授業を見ていて、手がむずむずしてきました。音楽はいいですね。音楽の授業には、音楽、音楽鑑賞、音楽表現、声楽、課題研究(音楽)とあり、こちらも多彩です。

3番目の授業は美術です。色だしの基本を学んでいました。美術も、美術、素描、デザイン、立体造形、生活造形等とこちらも多彩です。これらの授業やクラブで創作された作品群が、玄関ホール右手の『今宮ギャラリー』を飾ります。

 芸術も自身の思いを表現するツールです。暖かい字、さわやかな色、ゆったりした音、これらを意識して使えれば、表現力が高まります。今高生が、学年が進むとともにプレゼン力、発表力が上がっていくのは、こうした多彩な芸術科目も寄与しているのかもしれません。

では、最後に『onとoffを意識して』頑張れ 今高生!