授業見学7(国語)

 授業紹介シリーズの締めくくりは国語です。

 本校は、大阪府の国語教育のメッカと言えるかもしれません。といいますのは、今宮高校と大阪府高等学校国語教育研究会が共催し、『国語土曜塾』と『大阪国語教育アセンブリー』を開催し続けているからです。『国語土曜塾』は年に数回、土曜日の午後、また、『大阪国語教育アセンブリー』は、年に一度、夏休みに、共に今宮高校で開催しています。 毎回、大阪府の公立と私立の高校の先生に加え、他府県の先生の参加者も増えています。国語の先生の自主的な勉強会なのですが、教育に熱い思いをお持ちの先生方が多く集まり、熱のこもった議論が続きます。『国語土曜塾』には毎回約100名の先生が、『大阪国語教育アセンブリー』には、毎年約250名の先生が、ここ今宮高校に集まります。

 1枚目の写真は、笑顔が素敵な先生です。自治会部長も務められ、生徒からの信望の大きい先生です。自筆のプリントが美しいことも人気の秘密かもしれません。

blog161021b 国語DSC03529.JPG 2枚目の写真は、大阪の国語教育をリードしている先生のおひとりで、大阪府高等学校国語研究会でも要職を務めておられる指導教諭の先生です。3年生の学年主任でもあります。3年生は受験に向けてホームストレッチにかかったところです。先生の励ましの言葉が響きます。国語の先生の模範授業ということで、毎年、教育センターや他校から授業見学にこられる本校の名物授業も続けています。

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 3枚目の写真は、1年生の担任の先生でもある若手の先生です。とかく覚えにくい古典の文法を、替え歌でリズムをつけて覚えやすくされるなど様々な工夫をしています。黒板に書いてある板書は、授業開始前の休み時間中に書いて準備されていました。チャイムが鳴ると同時に、さあスタートです。

 高校時代、国語は苦手科目だったのですが、今、国語の教科書を読んでみますと、実によくできていると感じます。小説、評論、古典、現代、さまざまな素敵な文章が1冊に収められています。人類文化の集大成といった感すらします。この感覚を高校生時代に感じることができていたら、人生も違っていたかもしれないなあと思います。 保護者の皆様も一度、お子様の国語の教科書をお読みになってはいかがでしょうか? 昔と違った感じがするのではないでしょうか?

 では、最後に 『onとoffを意識して』頑張れ 今高生!