国立台東女子高級中学校訪問

blog170821b 台東女子高校訪問DSC_2642.JPGblog170821c 台東女子高校訪問DSC_2632.JPGblog170821d 台東女子高校訪問DSC_2613.JPG

 昨年末、姉妹校関係を結んだ台湾の国立台東女子高級中学校を、本校教員とともに訪問しました。国立台東女子高級中学校の生徒の皆さんは、既に、昨年、今年と、2回本校を訪問され、本校生徒と交流をしています。先方の校長先生は、既に3回、本校を訪問されています。一方、本校からは、今回が、初めての訪問です。

 台湾の台東地区は、台湾の南東部にあります。台湾の東側は南北に3000m級の山々が連なっていますが、南東部には平野があり、そこが発展し現在の台東県になったようです。気候は亜熱帯。ヤシの木々やパイナップル畑が広がる緑豊かな土地柄です。急峻な山が平野に迫っており、また春~秋にかけて順風の風がよく吹くため、近くの鹿野高台はハンググライダーのメッカでもあり、国際大会も開かれるそうです。我々が訪問した前日には、数万人のファンが集まって大変な賑わいだったそうです。

 本校の姉妹校である国立台東女子高級中学校は、台東地区にある国立の高校で、SSHにも指定されている台南地区で有名な進学校です。50分*8コマの授業が毎日行われており、授業が終わるのは毎日午後5時半だそうです。訪問した日は、既に夏休みに入っていたのですが、多くの教室で、普段と変わらぬ人数での授業が行われていました。英語教育も熱心で、見学させて頂いた英語の授業は、オール英語で行われていました。また、英語以外の教員も英語で授業を行えるとのことです。一方、生徒は、第二外国語を学んでおり、フランス語、スペイン語、日本語から選べるそうです。本校を訪問された際、日本語で挨拶をしてくれた生徒さんは、第二外国語として、日本語を学んでいたんですね。

 学校の規模は、生徒数約900名ですので、本校より少し大きい程度ですが、建物、設備は、高校というより大学に近い設備が整っており、恵まれています。国立の有力校ということで、国家予算が投入されているのでしょう。教室棟、理科棟、講堂と体育館が別にあり、屋内プール、全天候型テニニスコート・バスケットボールコートがあり、中央芝生広場とは別に、グランドもありました。また、図書室ではなく、独立した棟の図書館があり、図書館棟2階には、200席の自習室が整備されていました。一方、放課後のクラブ活動はできないそうで、本校を訪れた生徒の皆さんは、本校での放課後行われるクラブ活動を大変羨ましいと感じているそうです。

 1枚目の写真は、玄関前での記念撮影です。校長、副校長、教務部長等の教員、事務方トップ、生徒会執行部の皆さん、さらにはPTA会長さんも駆けつけてくださいました。同行してくれた2名の教員も一緒です。
 2枚目の写真は、英語の授業の様子です。天井扇が南国風でいいですね。もちろんエアコンも効いていました。
 3枚目の写真は、中庭の芝生広場です。三方を建物が、1方をテニスコート等が囲んでいます。左の建物が教室棟です。朝、一日おきに全校朝礼をするそうです。朝礼台ではなく、りっぱなステージが造られています。
 4枚目の写真は、玄関から正門を見た様子です。正門を入ると広場となっており鳳凰の噴水があります。写真右手の丸い通路が正門です。学校の象徴かもしれません。ヤシの木等の南国の緑が豊かです。
 5枚目の写真は、ご厚意により案内頂いた国立台東大学の図書館屋上からの大学の風景です。事前に予約をして頂いており、図書館の事務の方と学生さんが、案内してくださいました。教育学部があり特に幼児教育が台湾で有名だそうです。

 グローバル化に伴い、今高生は、卒業後、アジアの国々の人々とのかかわりが、日本に居る、海外に居るにかかわらずどんどん増えていきます。幸い、姉妹校はしっかりした学校です。今回は、教員だけでの訪問でしたが、今後、交流を広げることができればと思います。

 では、最後に
『onとoffを意識して』 頑張れ 今高生!