全聾PTA家庭教育を考える部会2023大阪

 10月20日、21日の2日間、全国ろう学校PTA連合会の「家庭教育を考える部会2023年大阪」が、アウィーナ大阪で開催されました。今年は近畿の担当で、堺聴覚を主幹校として近畿の12校が協力して運営を行いました。1日目の研究協議では「卒業後、社会に出て必要な対応力とは、それをどのように身につけるか。」と「子どものきこえない、きこえにくいをどのように認識するか」をテーマに、保護者間で意見交換してまとめて発表でした。初めての試みで不安な点もありましたが、10のグループに分かれた意見交換はとてもスムーズに進み、後半は保護者同士の話し合いが終わらないほどでした。その後、神戸女子大学の下司実奈先生にご助言と「障がい認識と自立」というテーマでお話をしていただきました。

 2日目は、亜細亜大学の橋本一郎先生に、「ろう学校と共に生きる~聞こえない先輩の姿を覗いてみよう」をテーマにした講演。子どもたちが、自分のきこえを理解しながら、未来をきりひらきたくましく生きていく、その姿を、多くの先輩たちの姿として見せていただき無限の可能性を感じました。またそこへ向かう過程の支援、保護者やろう学校の役割などにも気づかせていただきました。多くの保護者の方々が、そして学校関係者も、熱いエールをいただいた、そんな講演でした。

 最後のランチミーテイングは、いよいよ本校保護者の出番です。事前にたくさんの準備をした甲斐あって、78名の参加者の受付をスムーズに進め、楽しい、美味しい時間を過ごしていただくことができました。講師の橋本先生を囲む話もにぎわい、また他校の保護者同士の交流や先生方との話にも熱がこもり、時間を過ぎても話が終わらないほどでした。貸し切りにして、最後まで居心地よく過ごさせていただいたアウィーナ大阪のレストランの方々にも感謝です。みなさん、ありがとうございました。

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