本校の2号館1階に「多目的トイレ」があります。
障がいの有無に関わらず、本校生、教職員、外来者など全ての人が使用できるトイレです。
この度、美術部の生徒が、このトイレに「虹色トイレ」のマークを作成してくれました。
虹は「LGBT(性的マイノリティー)支援事業」のトレードマークでもありますが、
このマークは「性的マイノリティーの方のためのトイレ」ということではなく、
「全ての方が安心して使えるトイレ」であることを示すものです。
本校で講演をしていただいたマイノリティー当事者の方が言っていたように
マイノリティーの方が特別な存在ではなく、ごく当たり前の存在として、
自然に生活ができる社会の実現は、大きな課題です。
大阪市で、「LGBTのカミングアウトに思われるのが嫌」という意見があるため、虹色トイレが無くなったというニュースを聞きました。
今もLGBTの方々に対するこのような偏見があることが、否定できません。
「誰もが気軽に使えるトイレ」
なかなか難しい問題ですが、この「虹色トイレ」が青雲生にとって、「人権尊重の精神」につながることを願っています。