9月12日(月)放課後4時半に、2年生の生徒5人が探究活動の一環で、校長インタビューに来ました。
この5人は、総合的な探究の時間の中でチームとして、SDGsの17の目標の内で、「4.質の高い教育をみんなに」に関心を持ち、ヤングケアラーなどで、学びたくても質の高い教育が受けられないことをどうしたらよいかということをテーマに活動しているようです。
いくつか質問をされて、高校の授業料無償化のことや、高校、大学での奨学金、国公立大学の学費免除の情報と、海外との比較などとともに、日本が急激に少子化に向かう中で変わっていくと思われる大学等の高等教育機関の方向性などもお話ししました。
高校での教科を減らすべきではないかについては、高校が5教科7科目を学ぶのは人生で幅広く学べる最後の機会なので、むしろ文系理系にかかわらず、しっかり教養の基礎を身に付けるほうが良いと考えていることを知ってほしいと思いました。教科書代の問題は、国が教育の無償化の中で考えていくことだろうと思います。
高校時代にやっておくべきだったと後悔する教科、科目があるかと聞かれたので、芸術で書道を選んでそれはそれでとても良かったけれど、音楽や美術も高校で学んで人生を豊かにすることができたら一層よかった気がすることを話しました。昔、銀行員としてイギリスで仕事をしていた時に、「一つの楽器を弾けることと、一つのスポーツを生涯続けられることが人生を豊かにする」と聞いたことを思い出して、そんな話もしました。
将来どんな仕事に就きたいかを一人ずつ聞かせてもらいましたが、それぞれが考えていることが分かって、楽しみに思いました。
予定の時間を超えて、いろいろ話をさせてもらいました。
どのような探究ができて、どのような発表をしてくれるのか、楽しみです。