10月26日(水)午後は、A、B、C組で森の散策ガイドツアーを選択した生徒たちの引率をしました。
大雪山国立公園にある然別湖(しかりべつこ)は、北海道で最も高いところにある標高810メートルの自然湖です。針葉樹のトドマツ、エゾマツ、アカエゾマツが群生する森に入り、ツアーガイドの方から、それぞれの樹皮、葉、種などの違いと見分け方や、北海道は緯度が高いので、標高800mでも本州の1800m位の気候になること、紅葉ですっかり葉を落とした広葉樹のダケカンバとの棲み分けの話などを聞きました。エゾシカの足跡やフンを見つけたり、鹿のフンが小さいのは熊など襲われた際に早く逃げるためと教わったりもしました。
トドマツに空いた多くの穴やとても大きな穴が、クマゲラによるもので、ここが国の天然記念物になっているクマゲラの生息地であることの説明があり、耳を澄ましていると、時々鳴き声が聞こえたり、赤い頭でカラスぐらいの大きさの姿が見えることも教えていただきました。
午前中は姿が見えたとのことでしたが、説明の最中に鳴き声がして、樹の間を飛んでいるのが一瞬見えた気がしました。