11月18日(金)1限に3年生の理系選択「生物」の実験を生物教室で見ました。
今の遺伝学の発展に大きく寄与してきたという双翅類の「だ腺染色体の構造」を観察するということで、アカムシ(オオユスリカの幼虫)の唾液腺を取り出して、中の染色体を顕微鏡で観察しました。
女子生徒ばかり14人ほどの少人数での実験でしたが、アカムシをもらってきてスライドの上で頭部を第5節以下と切り離し、だ液腺を取り出すのを、キャアキャア言いながら行っていました。でも皆上手に取り出していました。10分ほど酢酸オルセイン溶液で染色し、カバーガラスを掛け親指でしっかり押さえた後、それぞれ顕微鏡を用意して、調整しながら覗いていました
焦点を合わせるのがなかなか難しいようでしたが、見えた生徒の顕微鏡をお互い覗き合っていました。中には、10倍、20倍、40倍と拡大して観るのも、とても上手く出きている生徒もいました。ちょっと頼んで覗かせてもらって、接写で写真を撮ってみました。
なかなか楽しい、染色体がよくわかる良い実験でした。
授業された首席の先生は、直前に足を怪我されて松葉杖を使いながらでしたが、生徒の間を回って熱心にかつ楽しくなるように指導されていました。頭が下がります。
準備してくれた実習助手の先生にも感謝です。