4月18日(火)陸上部の主将が、陸上部日誌の1万3千日号記念に、校長のコメントを頼みに来ました。
1万3千回といえば、定期考査中などを除いて1年に300日近く書いたとしても40年くらいかかるということで、誠に驚くとともに、感慨深いものがあります。陸上部の誇りにして良いと思います。
知識だけで経験の少ないことで起こす失敗や、経験だけで知識のないことで陥る停滞は、日記をつけることで道が開けることがあります。毎晩寝る前に一日を振り返りながら日記を書くことで知識と経験をバランスよく身に着ける手立てになる、日記は大変役に立つ、というようなことをドイツ人の哲学者であるショーペンハウアーが言っていたように思います。筋肉にストレスを掛けることで肉体は強くなるが、精神にストレスを掛け過ぎてはいけないということも言っていたように思います。
今回預かった日誌の40ページ分ほどを読みながら、書いたひとりひとりが色々なことにぶつかって、それを材料にしながら、成長している姿が目に浮かびました。若いころに得た材料が未来の自分を創ります。成長を楽しみにするとともに、今後の幸運を祈ります。