6月20日(火)3年生の能の芸術鑑賞を引率同行しました。清水谷高校近隣にある大槻能楽堂で狂言「仏師」、能「安達原」を鑑賞しています。
舞台芸能の鑑賞を通じて文化的素養を培い、感性を高め、芸術文化についての理解を深める目的で毎年行っている芸術鑑賞で、今年度は日本の古典芸能を鑑賞することにしています。昨年度はミュージカルを鑑賞しましたが、3年生は、初めて古典芸能を鑑賞します。
最初に、能や能舞台について解説をしていただきました。能舞台に松の絵が描かれているのは、松には神様が宿るとされており、かつて神社で能が演じられていた頃は境内の松に向かって演じていたので、それを能舞台に再現したというようなことを教わりました。
続いて能面について顔の方を手で触ってはいけないとの説明があり、代表の生徒が実際に能面をつけて舞台を歩く体験をしました。面をつけて見える範囲は大変狭く、4~5mmの小さな穴から覗く感じなので、能舞台に柱があるのは、柱が見えることで能舞台から転落しないため、と解説されていました。プロの能楽師でも、舞台から転落することがあるそうです。
次に6人の生徒が小鼓、大鼓、太鼓をそれぞれ2人ずつ敲いて、お囃子の体験をさせてもらいました。
休憩の後、本番の狂言「仏師」と、能「安達原」を鑑賞していました。