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9月28日(木)近隣で公益財団法人とNPO法人を営まれる卒業生から本を寄贈いただきました。

9月28日(木)近隣で公益財団法人とNPO法人を営まれる卒業生から本を寄贈いただきました。

清水谷高校の近所にお住まいで、「公益財団法人真田山陸軍墓地維持会」の常務理事と、NPO法人「旧真田山陸軍墓地とその保存をを考える会」の副会長をされている清水谷高校卒業8期生の方から、学校に本の寄贈がありました。

清水谷高校からほど近いところにある旧真田山陸軍墓地は、明治初期に設置された日本最古の陸軍墓地で、西南戦争以降の戦死者、戦没者、外国人等が眠る日本の戦争遺跡の一つともいえるものです。その歴史的意義について学術的やいろいろな角度から研究対象となるとともに、日本人が戦争を考える学習の場になるということで、保存の在り方を考えるというのが、NPO法人の目的になっています。

大阪城と同じ上町台地の続きにあり、大阪城から9㎞程南に位置する真田山は、大坂冬の陣で大阪城の防衛に活躍したことでも知られる真田丸も近くですが、旧真田山陸軍墓地はその真田山の一角にあり、現在は宰相山公園や真田山小学校、三光神社、宰相山西公園に囲まれて、ひっそりと存在しています。

「旧真田山陸軍墓地見学のしおり」には、「大阪市天王寺区玉造本町に広がる旧真田山陸軍墓地。ここはいま市民憩いの場である。しかし同時に、いまも戦争と軍隊の存在に起因して亡くなった多くの人びとを慰霊・追悼する場所であり、近代日本の軍隊と戦争を知る大事な史跡でもある。この墓地に来れば、だれでも、日本近代の歴史について考えをめぐらすことができる。(以下略)」とあります。

私も、「戦争を知らない子供たち」の一人ですが、いま80年近く平和の恩恵を享受している日本人にとって、戦争でまことに多くの人が犠牲になった現実を知り、考える場所が身近にあることは、貴重なことです。

ご寄贈いただいた4冊の本は、大切にお預かりしていきたいと思います。