11月21日(火)数学科の先生方が2限にサイコロで無作為に抽出した古語辞典のページの見出し数から辞典全体の見出し数を推計する授業を見学しました。
有限母集団から無作為に抽出された標本の平均を用いて、母集団の区間推計を行い、母集団の構成要素の総数について推計することができることを学ぶという2年生の数学の授業でしたが、数学科の先生方2人が共同で行う研究授業になっていて、殆どの数学科の先生方が見学に来られていました。
先生の指示で生徒は班に分かれて、1人1台端末や目の数が異なる3つのサイコロと古語辞典を使って、サイコロで出た古語辞典のページの見出しの数を数え、そのデータを出来るだけたくさん集めて、同じ古語辞典で作業した各班のデータを持ち寄って区間推計を行い、古語辞典の全体の見出しの数の推計を行っていました。1人1台端末の写真機能や携帯電話の写真機能を使って、出来るだけ効率的にデータを集めている班もあり、区間推計でも1人1台端末が有効に活用されていました。社会との繋がりの中で数学を使う場面があることや、論理的にものを考える思考力や、判断力、表現力などを伸ばす訓練が実践的に行われていました。これからの新しい授業のかたちを見させてもらいました。