4月11日(木)モネ展を観てきました。
3月の選抜入試などで休日出勤した振替休日を利用して、大阪中之島美術館で5月6日まで開催されている「モネ展 連作の情景」を観てきました。
国内外の美術館や団体、個人が所有するモネの代表作約70展が5つの章(時代)に分けて展示されています。全てモネの作品だけです。
日本にファンの多い「印象派」という名前の元になった絵画「印象 日の出」(今回展示はありませんが、9年前に東京都美術館で開催された「マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展『印象、日の出』から『睡蓮』まで」で実物を観る機会がありました。)までの同時代のサロンにはなかなか認められなかった初期の素晴らしい作品群から、経済的や家庭的な不幸を乗り越えて、晩年に目が見えなくなっても自分で造った庭や池で描き残していた絵までが展示されています。連作という同時に複数のキャンバスを使って光と影の移ろいを写す手法で描かれた多くの絵は、異空間に誘うばかりでなく、心の日頃の塵芥を洗い流してくれる『心の洗濯』の気持ちになります。
それにしても、日本各地にある美術館が沢山のモネ作品を所属していることに少し驚きました。同時に『写真可』という絵画が何点も展示してあることにも、ビックリしました。