7月19日(金)1学期終業式を行いました。
8時40分から始まった終業式では、最初に校長の話として、1学期の始業式の時に、2、3年生に話した内容を確認の意味も含め、1年生にも伝えました。3月に卒業した本校の76期生が最後まで頑張り抜いて国立大学の後期入試で5名が合格するなど立派な結果を出したこと、最後まで粘り強く頑張ることは、アメリカの研究者によって、社会的に成功を収めるためにI.Q.や学歴よりも重要な要素である【G.R.I.T.】と言われ、これは、G.=Guts=困難なことに立ち向かう度胸、R.=Resilience=失敗しても諦めず続ける復元力、I.=Initiative=自分で目標を見据える自発性、T.=Tenacity=最後までやり遂げる執念のことを一言で表したもので、これらは後天的に努力を重ねることで、得られるものということです。
そして、今週は76期生に関して嬉しい話が伝わって来たこと、それは、大阪に本社があり社員の平均年収が日本で一番高いといわれる会社の(株)キーエンスが作っているキーエンス財団の大学奨学金(毎月10万円で4年間では480万円を返済不要の給付型奨学金として貰えるもの)を獲得した卒業生が出たということ、この奨学金は、卒業する年の2月~4月に学校を通じてではなく個人で応募するもので、国公立大学の後期入試が終わり入学する大学が決まってから申し込めるようになっており、募集は全国で600名、今年は623名が獲得した中のひとりが清水谷高校の76期生ということが分かったというものです。最後まで頑張りぬいた努力が、希望の大学の合格のみならず民間が運営する超大型の奨学金にまで繋がるということを示してくれたのでないかと感じています。
このキーエンス財団の超大型奨学金の論文テーマは、例えば、あなたは回りの人からどういう人だと思われていますか?というのが一次で、例えば、あなたは大学で何をしたいですか?、社会に出て何をしたいですか?というのが二次のテーマだと言われています。(財団からテーマが公開されてはいません。今年は、あなたの人格形成に影響した出来事は何ですか?という情報もありました。)しかも400字とか800字とかで書くので、シンプルだけどクリアでないといけない。とても参考になると思います。
これからの夏休みを今日話をした【G.R.I.T.】を意識して、有意義に過ごしてほしいと思います。
この後、1学期中に表彰された部活動の紹介をスライドを使って行いました。
続いて、教務部長、進路指導部長、生徒自治体担当、生徒部長が夏休みの注意を伝えて、終業式が9時過ぎに終わりました。