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1月28日(木)7限は1年生にフリーアナウンサーの八木早希さんからお話をしていただきました。

1月28日(木)7限は1年生にフリーアナウンサーの八木早希さんからお話をしていただきました。

今回、1年生のキャリア教育の一環で社会人講師としてお招きした八木早希さんは、元毎日放送の人気アナウンサーです。大阪の阿倍野のご出身で、清水谷高校と同じ大阪府立の住𠮷高校に在学中に1年間アメリカ留学をして、ストレートで同志社大学文学部に進学し卒業されています。フリーに転身後は、日本テレビのニュース番組News ZEROのキャスターなどを務められ、時には英検1級の英語力を活かしてトム・クルーズなどハリウッド俳優のインタビューをする一方、トリリンガルの韓国語を活かしてNHKラジオの「まいにちハングル講座」に出演したり、「八木早希のシンナヨ!ふれあう韓国語」などの本を出されたり、「誰とでも自然と親しくなれる30のルール」などの著書を含め、幅広く活躍されています。現在は、7歳と5歳の母親として育児をしながら、テレビ、ラジオの出演に加えてiPS細胞等先端医療に関するシンポジウムなどのMCを務められ、育児と仕事の両立をされています。

今回は、「『なりたい自分』に向かって~Dream BIG!」というテーマで、最初にご自身の中学、高校時代のことから始めて、何故アナウンサーになったかの経緯を含め自己紹介をしていただました。その後、事前に用意していただいて生徒に配布していたレジュメに沿って、お話しをいただきました。

環境が大きく変わる中、今は『幸せ』の条件が、「ワークライフバランス」を取ることから、心も身体も健康で、社会的にも満たされている状態を指す「ウェルビーイング」であることと言われています。幸福学を研究する慶應義塾大学の前野隆司教授が、幸せな状態になるには「幸せの4つの因子」として①「やってみよう」因子=夢や目標に向かってやってみよう!と主体的に努力を続けられる人は幸せ②「ありがとう」因子=多様な人と繋がり、他人に貢献したい気持ちが強く人に感謝する人ほど幸せ、③「なんとかなる」因子=物事を楽観的に、常になんとかなる!と考えて恐れずに挑戦する人は幸せ、④「ありのままに」因子=他人と比較せず、自分らしく、他の人に左右されずにマイペースで生きる、を上げておられることをご紹介いただきました。

今の高校生世代を表すZ世代は、長寿化が進み、20代で1つの会社に入ったらそこでそのまま80代まで働き続けるというのが稀になるでしょう。働き方が変わり、二つの仕事を同時にするパラレルキャリアや、仕事をしながら同時に社会貢献活動としてボランティアをするプロボノも出てくるでしょう。

レジュメでは、①なりたい10年後の自分を書き出してみよう!(仕事、プライベート、家族、趣味、夢、日々の細やかな喜び、etc...)②夢のまた夢と今は思うけど、思いきり理想的な未来の自分は?③将来どんな仕事ができたらいいかな?(一つに絞らなくてOK)、どういうことで人(世の中)の役に立ちたい?④どうしてその仕事(役割)をやりたいのか?⑤今感じている、解決したい社会問題とは?今気づいている世の困りごとは?⑥やっていて好き、楽しいことは?どうして?⑦得意でも何でもないけど、ちょっとやってみたい興味のあるものは?苦手だけど、苦しいけど、達成感を得られるものは?という感じで、書き出してみることで、自分の未来のキャリアを探していくようになっていました。

⑤解決したい社会問題では、行政と闘いながら個人の荷物を全国どこにでも数日で届ける宅配サービスを50年ほど前に始めたヤマト運輸の小倉昌男さんや、65年ほど前にいつでもどこでもお湯さえあれば美味しいラーメンが食べられるようにとインスタントラーメンを発明した日清食品の安藤百福さんなどが思いつきます。

八木さんから、ヒントとして、①全てのモノには人の仕事が宿っている=目の前にあるあらゆるモノが人が仕事をしたことで出来上がっているということを忘れずに、疎かにしたり、粗雑に扱ったりせず、感謝を持って扱うようにすると良い。②チャンスはたまたまという顔をして通り過ぎていく=チャンスは地味にやってきて地味に通り過ぎて行く、二度目はない。通り過ぎてしまう前に思い切ってチャンスを掴むことが大事。(「チャンスの女神は前髪しかない」)③「Powered by 欠点」=あなたの苦手なことが力になる。Powered by ADHDなど。④たまに行方不明になること=一日に一度はSNSを30分~1時間完全に断つことや、週末はSNS等を完全に断つなど。⑤思い(想い)を発信すること=思(想)いを言葉に纏め、言葉を文字で表現してみること。⑥SNSで時間を溶かさない=SNSに取られる時間を自分の時間に替えて投資すること。テクノロジーは必ず味方になるが、あくまでも道具である。⑦今の高校生世代を含むZ世代は、日本では14%しかいないが、世界全体では1/3を占める。=日本の外に出て世界的な価値観で、自分たちが世界を動かす世代であることを知り、行動してほしい。などが話されていました。

この後、インタビュータイムになり、指名された生徒は、「警察官になりたい。」や、「小学校の先生になる。」など、堂々と話してくれました。

本当はもっと沢山の生徒にインタビューしてほしかったけど、時間いっぱいになりました。

素晴らしいお話をしていただいた八木早希さん、ありがとうございました。

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