11月6日、本校にて、「チームティーチング授業研究」第2回を実施しました。
この授業研究は、「授業力のアップ」を目的に、支援学校の授業の柱の一つである「チームティーチング」の理解を深めるために年3回にわたって行われます。
今回も、アドバイザーとして愛媛大学教育学部教授の花熊 曉 先生をお招きしています。
この日は、1、2限目に、高等部の「職業」の授業
3、4限目に小学部の「課題学習」
5、6限目に中学部の「HR(清掃)」の研究授業が行われました。
放課後の反省会では、特に高等部の「職業」についての報告およびディスカッションが行われました。
花熊先生からは、次のような趣旨のアドバイスをいただきました。
(1)キャリア教育・社会的自立を目標におく指導では、スキル学習はもちろん大切ではあるが、それ以上に、内面の育ち(意欲・主体性・意志・思考力)を目標におく指導・支援が大切である。
(2)意欲を育てるためには、作業学習においては、自分の役割がある、自分のすることが周りの役に立っているという理解に至るような指導が必要である。
(3)環境面での整備は、安全への意識、勤労への意欲といったことにもつながる。
授業のねらいや目標を具体的に考えること、児童生徒にどんな力をつけさせたいかを考える必要がある。
参加者のアンケートからは、
(1)授業のねらい、内容、何を身につけさせたいか、生徒の自主性をどう引き出すか、教師がしっかり持つことが大切と改めて感じた。
(2)他学部の授業を見られて参考になった。
(3)先生の講義をたっぷり聞きたい。
と言った意見が寄せられました。
3回目は、2月5日に行われます。