今日は校内のことではなく、今、NHK朝の連続テレビ小説「あんぱん」でも話題のやなせたかしさんが作詞した「手のひらを太陽に」について書きたいと思います。誰もが口ずさんだことのあるこの歌、もちろん私も小さい頃から知っていましたが、その歌詞の意味について、あまり深く考えたことがありませんでした。そして、アンパンマンを生み出した、やなせたかしさんが恵まれない状況のなかで作ったことも最近、知りました。アンパンマンがテレビアニメとして人気が出たとき、やなせたかしさんは69歳だったということです。
話を「手のひらを太陽に」に戻しますと、先日の新聞記事からの引用ですが、1番の歌詞に「生きているからかなしいんだ」と出てくる歌詞について、やなせさんの著書に「生きてなきゃ、『かなしい』という気持ちになることもない。そして、かなしみがあるから喜びがある。悲喜交々と言うでしょ」というコメントがあるそうです。まさに生きていることを肯定する、どんな小さな生き物でも命は平等であるなど、私たちが生きていくうえで、大切なメッセージが込められ、応援される気持ちにもなります。
馴染みのある歌から、この歳になって新たな気づきをもらえた感謝の気持ちです。