9月4日(月)、教志コースでは、平安女学院大学 子ども教育学部より、杉原 康子 准教授にお越しいただき、「乳幼児のこころの育ち」というテーマで、ご講義いただきました。
人生が三幕のドラマであるとすると、その第一幕は「子どもの時間」であり、そこで築かれる「信頼の絆」が大切であり、それがやがて「愛情のネットワーク」へとつながっていくのだと教わりました。
また、「感情」=「身体の中を流れるエネルギー」であり、子どもが「泣いている」というのは、そのエネルギーの収まりがつかない状態であること。そんなとき、「痛かったね。」「恐かったね。」とそれを「ことば」に置き換えて認めてあげることで、子どもは「安心」し、「感情」をどう扱えばよいのかを覚え、やがては友達の気持ちもわかるようになる、「思いやり」のこころを持てるようになる、というお話しを伺い、これは、乳幼児だけでなく、高校生にも、そして大人の私たちにも共通するこころの仕組みではないか、と思いました。
前期の実地実習で、実際に保育の現場で学んだ教志コース生のみなさんは、今回の講義で、さらに深い学びへとつなげることができたのではないでしょうか。