7月18日(金)、本校体育館にて、令和7年度1学期終業式を行いました。朝から空は、ザ・終業式!とでもいいたくなるような夏空で、体育館に集合した生徒のみなさんからは、今日で1学期が終わるというホッとした様子と、明日から夏休みだ、という期待感が感じられました。
以下は、終業式、私がみなさんにお話したことの抜粋です。
~さて、私は今年も4月から、できるだけ朝、生徒玄関でみなさんとあいさつをしようと心掛けていますが、最近気が付いたことがあります。正確には、前からそう感じていたけれど、なるほど、と気付いたのが最近なのです。それは、なにかというと、先ほどいったように、「できるだけ朝、みなさんとあいさつをしようとしている」、ということは何らかの理由でできない日もある、ということです。すると、どう考えても、みなさんとあいさつができた日の方が、その後、なんとなく晴れやかな気分で、自然と今日も一日頑張ろう!と思えるのです。やっぱりみんなとあいさつをすると、元気がもらえるな、と思っていたのですが、この間、ふとその科学的根拠に思い当たりました。
それは、笑顔の表情が幸せホルモンであるセロトニンの分泌を促す、ということです。口角を上げて笑顔の表情になると、表情筋の動きが脳に伝わり、脳が楽しいのだと判断し、セロトニンが分泌され、幸せを感じることができるそうです。そういえば、みなさんに「おはよう」とあいさつをするとき、確かに私は笑顔になっています。朝、おそらく私は100回以上「おはよう」とあいさつをしているでしょう。ということは、みなさんとあいさつをすることで、私は毎朝100回以上幸せを感じることができている、ということになります。
けれど、これは何も私だけの特権ではありません。幸せホルモンが出るからとむやみやたらとにっこりするわけにもいかないでしょうが、「おはよう」のあいさつは、笑顔になるまたとないチャンスです。誰も不審がる人はないでしょう。みなさんも朝、家族に、ご近所の方に、友達に、先生方に「おはよう」とあいさつするとき、ぜひ笑顔で幸せを感じてください。
ちなみに、この笑顔の表情は、ちょっと気分が滅入っているときにも有効だそうです。そんな日は、鏡の前で、わざと口角を上げてにっこりほほえんでみてください。じわじわと、「まあいいか」「なんとかなりそうな気がするな」という気持ちが湧いてくるから不思議です。一度、試してみる価値はあると思います。
この夏も、もう既に十分に実感している通り、猛暑の予報です。熱中症や、感染症予防、お天気の急変による豪雨や落雷にも気を付けて、夏休みを過ごしてください。そして、2学期の始業式には、また元気な笑顔を見せてください。