7月17日(木)、教志コース「教志入門」では、6月・7月に実施した、実地実習の全体発表会を行いました。コース生のみなさんが、高校生ならではの感性で学び取った成果を、次々に発表してくれました。
保育所の実習では、子どもたちの年齢による遊びの違いはもちろん、低年齢の子どもたちなら「ごめんね」「いいよ」で終わるケンカも、やがて、「謝りたくない!」という感情が出てくること等、年齢や一人一人の個性に応じた対応の大切さ、仕事として子どもたちとふれあうことの責任について学んだ、と報告してくれました。
小学校では、授業だけではない教師のさまざまな仕事を目にしたこと、児童の「つまずき」を成長にどうつなげて、授業の中で児童に「できた」を体験させるのか等、先生方が常に工夫を重ねていらっしゃる姿が印象的であったこと等を報告してくれました。
中学校の実習では、今の自分たちと一番年齢が近い校種であるだけに、授業についても、教師と生徒の関係についても、親しみを持って学ぶことができたのではないかと思います。見学させていただいた授業で、誰かが発表したら必ず全員で拍手をすることで、発表者の意見を尊重する雰囲気が生まれること、また自分で考える時間と他の人と協力する時間を上手く配分することで、よりよい授業となっていくこと等を学んだと報告してくれました。
今回の実習で学んだことをもとに、また11月・12月にもう一度実習に行くこととなります。次回は、今回とは異なる校種での実習となり、また今回とは違った視点からの学びが待っているはずです。頑張ってください。
最後になりましたが、コース生たちを受け入れて学びの機会を与えてくださったみなさま、本当にありがとうございました。そして、後期もどうぞよろしくお願いいたします。