教志コース ~「児童生徒理解」~

 5月7日(火)、「教志入門」では、4月23日にもお越しいただいた、千里金蘭大学の阿形 恒秀 教授(鳴門教育大学 名誉教授)に、「児童生徒理解」についてご講義いただきました。

 前回の講義内容を踏まえて、今回は特に「児童生徒を共感的に理解する」ということについて、お話しいただきました。人は無意識の領域に、他者にはわからない心の「しこり」「こだわり」を持っていて、その自分の心の「しこり」「こだわり」をコントロールするのは簡単ではない、「児童生徒を共感的に理解する」とは、児童生徒の言動の背景にある感情(無意識)を含めて理解することである、と教えていただきました。

 

 私自身、コース生のみなさんと一緒に先生のお話を伺いながら、私たちが、誰かに自分のことを理解してもらえない、と嘆くのは、自分の心の「しこり」「こだわり」が相手に伝わっていない、ということなのだということに気づきました。自分の心の「しこり」「こだわり」を相手に伝えること、相手の心の「しこり」「こだわり」を理解することは簡単ではないでしょう。けれど、伝えようとすること、理解しようとすることこそが大切なのだと思います。今回の講義でも、さまざまな例を紹介しながら、わかり合うことの難しさと大切さを教えてくださいました。

「共感的に理解する」 大切にしていきたい言葉の一つになりました。

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