教育センター指導主事による講義 ワークショップの様子
各グループからの発表 新採の先生方との打ち合わせ
7月6日(金)、岬高等学校において、パッケージ研修の校内全体研修を行いました。
岬高校では、近年多くの初任者が赴任してきており、教職経験年数が5年以下の教員が30数名います。若い教員集団の特性を生かし、「寄り添う」「粘り強い」教育を実践し、規範意識を向上させ社会に貢献することのできる人材の育成を図ることをめざし、全教職員の絶え間ない努力のなかで、生徒指導において着実に成果を上げています。また、山海人プロジェクト(2009年度)、MISAKIプロジェクト2010を立ち上げ 、そして2011年度からは、「使える英語プロジェクト事業」の指定校となり、校内各施設に英語表記を行い、135段の階段に英単語のパネルを設置するなど、様々な取組を行っています。
そのような取組をしている中で、「よくわかる授業」「楽しい授業」をめざし、さらなる授業改善に向けて、40名の教職員が熱心に全体研修に参加しました。
研修の前半のワークショップでは、「どのような子どもを育てたいか」というテーマで話し合いをもちました。各グループからは、コミュニケーション能力を大切にする、礼儀やマナーを守る、人の話を聞くことができる、最後まで諦めない、「ココイチ」のときに頑張れる子どもを育てるという共通認識を確認しました。後半のワークショップでは、「学習意欲(チャレンジ精神)を高める授業づくり」「満足感を与えられる授業づくり」というテーマでグループディスカッションを行い、①学習環境を整え、学習目標を明示して授業を始める、②身近な教材を取り上げ、生徒の興味・関心を引く、③メリハリ・テンポ・リズムのある授業を心がける、④考える・説明を聞く・黒板を写すなどを明確に分ける、⑤具体的にほめるなどたくさんのアイデアが出ました。
パッケージ研修では、経験年数の少ない教職員の資質向上、「よくわかる授業」「楽しい授業」の確立をめざして進めていきます。全体研修で出てきたアイデアを指導案に取り入れ試行錯誤を繰り返しながら、研究授業に向けてパッケージ研修を進めます。